食べてOK!やせる「麺類の食べ方」4つのコツ ラーメンもパスタも!「超簡単な方法」は?

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最後は、自宅でもできる「やせる麺類の食べ方」を紹介します。

【4】おうちパスタは「かさ増し法」で食べる

自宅で麺類を食べる場合は、ちょっとしたひと工夫で「やせる食べ方」にすることができます。それは、「麺の量を減らして、ほかの食べ物に置き換える」という方法です。ほかの食材でかさ増しすることで、麺の量を減らしてもボリューム満点で、満足しやすいのです。

おすすめは「えのきだけ」。えのきだけは「食物繊維」のほか、糖質や脂質の代謝にも欠かせない「ビタミンB群」が豊富です。パスタの量を減らし、その分「えのきだけ」でかさ増しをするのです。

味が変わってしまうと思われるかもしれませんが、「えのきだけ」はパスタ料理でもよく使われている食材なので、たくさん入れても違和感なくおいしく食べられます。特に「フィデリーニ」という少しだけ細めのパスタにすると、えのきとの食感がほとんどわからなくなり、麺の量を減らしていることを感じさせない一品になります。

ラーメンの場合は、「もやし」や「千切りキャベツ」などをかさ増しに使うのもおすすめです。

私がプロデュースしたレストランの期間限定メニューで、えのきだけでかさ増ししたパスタがあったのですが、これが男性にも驚くほど好評でした。ぜひ、みなさんも試してみてください。

無理なく続けられるからこそ「最強のやせ方」

食べることが大好きなのに、ダイエット中は「我慢の連続」で、食事自体が苦痛になってしまっている人も少なくないでしょう。

そんな方に、私はいつも「ダイエット中でも、食事は楽しんでいいのです!」とお伝えしています。「食べないダイエット」「我慢ばかりのダイエット」は、反動で「ドカ食い」を招きやすく、リバウンド、失敗のもとだからです。

その代わり、食べ方にちょっとした工夫をしてみましょう。「食べ方」さえ工夫すれば無理なくやせることができ、体も喜びます。その結果、「ストレスなく、楽しくやせる」ことができ、その喜びは結果的に「自信」に変わっていきます。

世の中には糖質制限や単品ダイエットやハードに運動するダイエットなどもありますが、単に糖質を抑えるだけの糖質制限や単品ダイエットでは結果的に体調を崩してしまうことにつながります。また、ハードな運動や方法は結果的にリバウンドにつながるケースが多いのも事実です。

無理なく続けられるダイエットこそ「最強のやせ方」だと私は思っています。ぜひみなさんも、「やせる麺類の食べ方」を参考に、無理なく、楽しく続けられる「最強のやせ方」を体験してみてください。

(医学監修:池谷敏郎[医学博士])

岸村 康代 管理栄養士 / 大人のダイエット研究所代表理事

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きしむら やすよ / Yasuyo Kishimura

これまで男女2000人にダイエット指導をし、落とした脂肪の合計は10トン以上に上る伝説のダイエット・アドバイザー。「林修の今でしょ!講座」「あさイチ」「ヒルナンデス!」「中居正広の身になる図書館」「林先生が驚く初耳学!」などにも多数出演。フードプランナー。大妻女子大学家政学部食物学科管理栄養士専攻卒業後、商品開発、病院での指導などを経て、独立。日本野菜ソムリエ協会ビューティーフードプログラムの監修をつとめる。メタボ指導の現場で10kg減、20kg減という数々の健康的なダイエッ トのサポートをしてきた経験や野菜ソムリエ上級プロなどの資格も活かし、商品開発、講師、執筆、メディア出演など、多方面で活動中。目的別に効率よく栄養を摂る“パワーフードスタイル"を提唱し、商品開発やツール制作なども手掛けている。

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