経済財政白書はもっと日本経済の課題を語れ 伝統ある白書が政権を「忖度」してはいけない

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さて、ここからは恒例の競馬コーナーである。

立秋を迎えた途端に台風が来て、今週の日本列島は少し過ごしやすくなった。夏競馬も、先週までとはちょっと違った戦略が求められそうだ。

関屋記念の本命は3歳馬のフロンティアを指名

今週末はサマーマイルシリーズの第2弾、関屋記念(G3、12日新潟競馬場芝1600m)が行われる。ここは2週前に行われた中京記念の上位馬からセレクトするのが常道であろう。リライアブルエース(3着)、フロンティア(4着)、ワントゥワン(5着)の中からどれを選ぶか。

本命には3歳馬フロンティアを指名する。他の馬は斥量が2キロ増えているけれども、フロンティアは53キロのままで戦えるのが強みである。対抗には、戸崎騎手が3戦目となるリライアブルエース。それから穴馬には、上り調子のショウナンアンセムが面白そうだ。

7月21日の当欄で筆者が推奨した「夏場に強い」はずのウインガニオンは、中京記念は8着に終わっている。賢者は深追いを避けるべきであろうが、ここで来ると悔し過ぎるので、やっぱり少しだけ買っておこう、などと考えている。

かんべえ(吉崎 達彦) 双日総合研究所チーフエコノミスト

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Kanbee

吉崎達彦/1960年富山県生まれ。双日総合研究所チーフエコノミスト。かんべえの名前で親しまれるエコノミストで、米国などを中心とする国際問題研究家でもある。一橋大学卒業後、日商岩井入社。米国ブルッキングス研究所客員研究員や、経済同友会代表幹事秘書・調査役などを経て2004年から現職。日銀第28代総裁の速水優氏の懐刀だったことは知る人ぞ知る事実。エコノミストとして活躍するかたわら、テレビ、ラジオのコメンテーターとしてわかりやすい解説には定評がある。また同氏のブログ「溜池通信」は連載500回を超え、米国や国際政治ウォッチャー、株式ストラテジストなども注目する人気サイト。著書に『溜池通信 いかにもこれが経済』(日本経済新聞出版社)、『アメリカの論理』(新潮新書)など多数。競馬での馬券戦略は、大枚をはたかず、本命から中穴を狙うのが基本。的中率はなかなかのもの。

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