成長企業の経営者が絶対口にしない「言葉」 米企業の偉大なCEO3人に共通すること

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彼らは切り口を変えることで、説得力のある話し方をします。たとえば、企業の目的や戦略、市場での見通しについて明瞭に語り、顧客や製品に強いこだわりを示すことです。

おそらくこんな当たり前の疑問が湧き上がるはずです。彼らは収益というレンズを通さずに、成功を示すことはできるのか。収益のチカラを借りることなく、どうやって従業員を鼓舞し、生産性を向上させているのか。収益でないなら、会社の成長指針には何を据えているのか。

収益以外の指標で成功を語る

たとえば、参入している市場においてターゲットとなる顧客の何割がサービスを利用しているのか。彼らは市場シェアを使って成功を語ります。

彼らは説得力のある語り手であり続けること、そしてつねに「なぜ」から始めることで従業員のやる気を刺激しています。顧客の需要に神経を傾け、需要に応えるこれまでになかった独創的で優れた製品を生み出すように促すことで従業員に能力を発揮させています。

彼らは収益やお金の代わりに、利用者や広告主、顧客などに基づいて成長のゴール設定をしています。

以上の3点にはある重要な真実を含んでいます。彼らにとって会社を起こしたその日から、収益は時代遅れの指標、だったということです。目的、戦略、顧客、製品、従業員――。これらの本質から逃げずに正しい行動をしていれば収益は自然とついてくるものです。

同時に、3人とも顧客や製品・目的でなく、収益に基づいて目標やパフォーマンス、成功を組み立てるようなCEOは間違った方向を打ち出すことを理解していたのでしょう。収益について考えすぎると、逆に重要なことや本当に収益につながることから目が逸れてしまいます。

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