成長企業の経営者が絶対口にしない「言葉」 米企業の偉大なCEO3人に共通すること

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わかりやすい例を挙げると――。

・グーグルが提供する広告に目を通したラリー・ペイジ(2006年):「これはひどいもので、全く的を得ていない。もっと改良するべきだ」
適切な有料広告の提供は多くの収益を生み出しました。
・フェイスブックの全社ミーティングでのマーク・ザッカーバーグ(2011年):「わが社のゴールは毎月10億のアクティブユーザーを作ることだ」
月10億のアクティブユーザーの使うサービスは多くの収益を生み出しました。
・スクエアの社外会議でのジャック・ドーシー(2013年):「すべての加盟店にとって欠かせない需要が2つある。資本と顧客だ。そのどちらかを手助けすることはできないだろうか」
「Square Capital(スクエア・キャピタル)」のサービスを開始し、加盟店に10億ドル以上の融資を提供することで、多くの収益を生み出しました。

従業員の目を収益には向けない

歴史に残るリーダーになりたいと考えているのなら、公私ともに「収益」という言葉を口にするのはやめたほうがいいでしょう。自分の辞書から「収益」という言葉を消して、従業員や投資家、ほかのステークホルダーと会話をしてみてください。

簡単ではないはずです。実際はかなり困難なことではないでしょうか。収益は車で言うクラッチです。収益を話題に出せば、本質的な部分については言及せずに済みますが、楽な方法を選ばないでください。目的、戦略、顧客、製品、市場シェア、これらの収益を生み出す要因、収益を動かす先行指数を使って目標を設計してください。

社内には収益のことを考え、話し、夢中になっている人もたくさんいるでしょう。あなたがCEOならゴールは、変わることのない目的、明確で力強い戦略、どこよりも顧客を満足させること、これらの点から従業員と経営陣の視線をそらせないことです。

これは従業員のやる気を刺激し、業務の原動力を作る方法です。そして、突き詰めればすばらしい企業を創り上げる方法でもあります。3人の史上最高のCEOたちを近くで見てきた私から、このやり方を盗んでみてはいかがでしょう。

ゴークル・ラジャラム スクエア フードデリバリーサービス担当責任者

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Gokul Rajaram

アメリカの決済サービス大手スクエアが提供する成長中のフードデリバリーサービス、キャビアの責任者。グーグルアドセンスのプロダクト・マネジメント・ディレクター、フェイスブックの広告プロダクトのディレクターを経て、現在に至る。アメリカ西海岸ではアドセンスのゴッドファーザーとして知られ、アドセンスの着想からサービスローンチ、ドル箱プロダクトに至るまで、成長の軌跡の初期フェーズで重要な役割を果たした。

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