鴻海は本当に儲かっているのか

注目の海外企業【第4回】

鴻海精密工業(以下、鴻海とする)は台湾で最大の企業である。昨年、苦境に陥ったシャープへの出資交渉に登場したことで日本でも注目を集めた。米アップルのスマホiPhoneを組み立てている鴻海の中国工場の過酷な労働条件が問題になったことで、鴻海の名前を初めて耳にした人も少なくないだろう。

鴻海の売上高は日本円にして11兆円にのぼる。これは、「Fortune Global 500」2013年版によると、世界30位にランクされる。30位以内の日本企業は8位のトヨタ自動車と13位の日本郵政だけであり、鴻海がいかに巨大な会社か実感できるはずだ。

鴻海は世界最大の電子機器受託生産サービスの会社である。世界のコンシューマエレクトロニクス製品の4割を生産していると言われている。当然ながら、その顧客リストには世界の名だたるエレクトロニクスメーカーの名前が並んでいるはずだ。とくに、最近は、アップルのスマホiPhoneや多機能端末iPadの受託生産会社として知られている。台湾企業だが、中国(大陸)内に巨大規模の工場を有し、2002年以来中国の最大の輸出業者となっている。

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