「億り人」を目指す人がハマる3つの落とし穴 なぜ「必ず儲かりそう」と考えてしまうのか

著者フォロー
ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

印刷ページの表示はログインが必要です。

無料会員登録はこちら

はこちら

縮小

2つめの「落とし穴」は仮想通貨で大失敗するパターンです。

33歳独身B男さん。メーカー勤務、年収500万円のケース。

B男さんは、一般メーカーに勤務するサラリーマン。年収は500万円です。職場環境に特に不満はなかったそうですが、毎日淡々と仕事をこなすだけの人生がつまらなく思え、早期退職してもっと人生を楽しみたいと思っていたそうです。そんな時、仮想通貨で1億円の資産を稼いだという「億り人」がたくさんいることをニュースで知り、自分もワンチャンスを生かして大儲けできるのではないかと思い、仮想通貨に投資しようと決心したとのこと。

ビットコインを高値づかみしてしまった

B男さんは、ほぼ全財産といってもいい150万円の貯金を仮想通貨に投資。内訳は、150万円を仮想通貨であるビットコインとリップルに半分ずつです。仮想通貨に投資したタイミングは2017年12月初旬。12月はビットコインが一時1単位250万円の値をつけるほどの勢いがあり、書店にもビットコイン関連の書籍や雑誌がたくさん出始めた時です。

相談時は、ビットコインの価格は100万円を切るかどうかというタイミングでした。当然ながら、B男さんの仮想通貨の資産は半分以下に。ほぼ全財産を投資していたので、換金するにもできない(したくない、すれば損が確定してしまう)状態です。

大きな資産を築くには、人生のどこかである程度集中的にリスクを取るべき時があってもいいとは思いますので、B男さんの気持ちはわからないではありません。筆者もFX、株、投信、仮想通貨、金など幅広く金融資産に投資していますが、特にFXや株が大好きで、一時期に集中してリスクを取ったことがあります。

B男さんがうまくいかなかったのは、よく調べもせずに、そしてまだ投資をしたこともないうえ、タイミングを考えず全財産を投じてしまったことです。「まだ始めたことがないから、少額から投資しよう」ならわかります。スポーツでも同じように、やり方やルールがわからないのに、いきなり試合に出ては大怪我の元です。

つねに大きなリスクを取るのではなく、どこかのタイミングでの集中投資は必要だとは思いますが、そのためには、練習期間を設けることです。少額で積立投資をしてもいいかもしれません。

次ページ仮想通貨は上がり続けてくれなかった
関連記事
トピックボードAD
マーケットの人気記事