需要縮小の原因は、健康意識の高まりやたばこ税の増税による値上げが考えられる。増税による影響は著しく、過去最大の増税幅となった10年度の国内総需要は前年度比で約1割減少した。小売価格を見ると、96年に1箱220円だったマイルドセブン(現メビウス)は、5度の値上げで現在は410円になっている。
12年度のJTのたばこ販売数量は、「マイルドセブン」から「メビウス」への名称の変更効果で前期比約7%増と盛り返したが、総数1162億本は国内総需要がピークだった96年の2706億本と比べて半分以下の水準だ。
市場縮小を受けて、国内工場の生産能力の適正化や営業体制の集約が不可避となったといえる。たとえば、今回閉鎖する4工場の一つである郡山工場は、最大の生産数量が年間195億本(04年度)で、12年度の実績は年間130億本と稼働率の低下が課題だった。今回、全国に9カ所あるたばこ工場のうち4つを閉鎖し、過剰な生産能力を縮小する。
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