杉田議員に伝えたい、LGBT「パパ2人」の子育て ゲイカップルの事例で考える「男女の違い」

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「2人パパ」が息子くんとの散歩でよく通るという道からの風景。 最高の散歩コース!冬はこの湖がすべて凍り、スケートリンクになるそうです

実際、ゲイカップルでなくても、専業主夫だったり、家事育児をメインで担当する男性は増えています。そういう人たちの話を聞くにつけ、「男女のどちらが家事育児に向いているかなんて、誰にも決められないし、結局はただの個人差じゃない?」と思っていたのですが、2人の話を聞いて、その考えがさらに強まりました。

「性別こそが家庭内での役割を決めるんだ!」という人には「それこそが偏見と差別というものですよ」と伝えたいです。

無知は差別をつくる

最近、自民党の杉田水脈議員の「LGBTは子どもを作らないから生産性がない」という旨の発言が炎上していました。でも、今回の彼らのように子どもを作り、懸命に育てる同性カップルもいます。養子を育てる同性カップルもいます。何をもって「生産性」というのか、そもそも人間を「生産性」で語っていいのか、ぜひ考えてみてほしいと思うのです。 

さて、2人が子どもを持つまでのいきさつについては今後も紹介していきますが、詳細に興味ある方はぜひ、みっつんさんのブログ「ふたりぱぱ」を読んでみてください。面白いですよ!

というわけで、今回のまとめ。

「男だから」「女だから」という押しつけにつかれた

たいていの場合、その決めつけに根拠はない。
振り回される必要なんかない。

さて、みなさんは、家事育児をめぐる「男だから」「女だから」という話についてはどういう意見を持っていますか? ぜひコメント欄で教えてください。

次回は、このカップルの具体的な家事育児分担について、次々回は代理母出産の詳細について紹介します。お楽しみに!

ハラユキ イラストレーター、コミックエッセイスト

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はらゆき / Harayuki

雑誌、書籍、広告、Webなどの媒体で執筆しつつ、コミックエッセイの著書も出版。2017年から約2年間バルセロナに住んだことをきっかけに、海外取材もスタートさせる。著書に『女子が踊れば!』 (幻冬舎)、『王子と赤ちゃん』(講談社)、『オラ!スペイン旅ごはん』(イースト・プレス)、この連載を書籍化した『ほしいのはつかれない家族』(講談社)など。この連載のオンライン・コミュニティ「バル・ハラユキ」も主宰し「つかれない家族をつくる方法」を日々探求、発信中。ハラユキさんのHPはこちら

 

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