冒険家・南谷真鈴、命がけの挑戦をする原動力

日本人最年少で世界7大陸最高峰を制覇!

南谷真鈴さん(撮影/洞澤佐智子(CROSSOVER))

冒険家の世界に「エクスプローラーズ・グランドスラム」という言葉がある。七大陸最高峰登頂、そして北極点・南極点到達という冒険家なら誰もが憧れる大偉業だが、これを世界最年少の20歳112日で達成した日本人女性がいる。それが、南谷真鈴さんだ。

本記事はWoman type(運営:キャリアデザインセンター)からの提供記事です。元記事はこちら

現在21歳、早稲田大学の学生でもある南谷さんは、これまでも数々の最年少記録を塗り替えながら、今なお新しい目標に向かって進み続けている。その尽きないエネルギーの秘密は何なのか。世界が注目する21歳の人生哲学に迫る。

夢がどんどん大きくなっていった

私は別に、小さい頃から「登山家」になりたかったわけではありませんでした。初めて山に登ろうと思ったのは、13歳のとき。親の仕事の都合で小さい頃からいろいろな国を転々としてきた私は、「一体自分は何者なのか」と自分のアイデンティティーを常に模索していました。

13歳の頃に住んでいたのは香港。空を見上げてもビルしか見えないようなコンクリートジャングルで、私は自分というものを見失いかけていました。そんな時、学校行事で初めて山に登る機会があったんです。そこで気が付いたのは、いかに自分がちっぽけで無力であるかということ。大自然を肌で感じ、地球の偉大さを知って、自分が悩んでいることから解放されたような気持ちになりました。

そこから山に本格的に興味を持ちはじめて、ボランティアも兼ねてネパールのベースキャンプまでトレッキングに行ったんです。その時、初めてエベレストをこの目で見ました。私の心の中にあるモヤモヤも、この壮大な山の頂に立つことができたら晴れるんじゃないだろうか。見えなかった「自分」というものを、やっと見つけることができるんじゃないだろうか……。そう直感的に思いました。それが、私がエベレストを目指すようになったきっかけです。

そうしてエベレスト登頂に向けてトレーニングを積んでいくうちに、世界の7大陸の半分くらいを登頂していることに気づきました。だったら、7大陸をすべて制覇しようと途中で夢が大きくなって。さらに、南極大陸最高峰の登頂を終えたときに、せっかく南極にいるんだからと南極点までスキーで行ってみたら、今度はじゃあ北極点にも行ってグランドスラムも達成しようと、また夢が大きくなった。そして今は海という新しい冒険の場を目指し、準備を進めているところです。

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