「史上最も早い梅雨明け」と景気の奇妙な関係 夏場の消費にプラスでも「悪いジンクス」あり

✎ 1〜 ✎ 21 ✎ 22 ✎ 23 ✎ 最新
著者フォロー
ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

印刷ページの表示はログインが必要です。

無料会員登録はこちら

はこちら

縮小
梅雨開けと消費との間には意外な関係がありました(写真:vasyow / PIXTA)

気象庁は6月29日、関東甲信地方が同日に梅雨明けしたとみられると発表した。1951年の観測開始以降、同地方では最も早い梅雨明けとなり、6月中に梅雨明けしたのは初めてだという。梅雨明けは比較的早かった昨年よりも7日早く、平年よりは22日早い。他の地域は関東甲信地方には遅れたものの、平年より3~15日程度早い梅雨明けとなった。ちなみにこれまでは2001年の7月1日が最も早かった。

この連載の過去記事はこちら

梅雨明けが早かったことで、7月を通して暑い日が続く可能性が高くなる。例えば、7月1日から梅雨明けまでにかかった日数(今年は0になる)と7月の平均日照率や平均気温を比較すると、連動性が高い。

平均日照率と平均気温が高いほど個人消費は拡大

一般に、平均日照率や平均気温が高いほどビールやエアコンなどの売れ行きがよくなり、夏場の個人消費は増えやすいと言われる。

次ページ今年の「史上最も早い梅雨開け」の経済効果は?
関連記事
トピックボードAD
政治・経済の人気記事