4代目ジムニーの「四角さ」が何とも潔い理由

硬派な内外装でヘビーユーザーに応えた

スクエアなスタイリングで登場した新型ジムニー(筆者撮影)

7月5日に発表・発売されたスズキの軽自動車SUV「ジムニー」と小型SUV「ジムニーシエラ」のデザインが好評だ。20年ぶりのフルモデルチェンジ(全面改良)で登場した4代目ジムニーの外観は、直線基調の四角い見た目で、発表会場を訪れた報道関係者だけでなく、インターネットの書き込みでも好意的なコメントが多い。

四角いボディが好評

なぜ、新型ジムニーのデザインは、ここまで好感度が高いのか。それはほかの多くのクルマがおしなべて丸くなったことが大きいだろう。これはセダンやハッチバックなど、現在の乗用車全般に見られる流れで、空力特性や歩行者保護などの要件も関係しているが、SUVは別の理由でその傾向が強い。

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ジムニーのようなスクエアなボディを持つSUVとしては、ほかにトヨタ自動車「ランドクルーザー」、メルセデス・ベンツ「Gクラス」のほか、ジープ、ランドローバー各車などがある。共通しているのはオフロード走行を重視したヘビーデューティSUVであることと、長い伝統だ。時間をかけて機能が磨き上げてきたカタチである。

一方、最近になって急にSUVを作りはじめたブランドは、こうした伝統がないうえに、オフロード走行は念頭に置いていない。さらにブランドイメージの表現もあって、セダンやクーペのデザインを背の高い車体に盛り込むという手法を取っている。

つまり四角いボディは、伝統的なヘビーデューティSUVだけが着こなせる特権と言える。一部のユーザーはそのことに気づき、新型のスタイリングを評価しているのではないかとも筆者は考えている。

もうひとつ、多くの人が長い間、木造住宅で暮らしてきた日本人は、欧米人より水平・垂直のデザインに親しみを持つ人が多いような気もする。箱型の軽自動車やミニバンが受け入れられているのも、こうした文化的な側面が関係しているのではないだろうか。

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