4代目ジムニーの「四角さ」が何とも潔い理由

硬派な内外装でヘビーユーザーに応えた

さらに筆者は、スズキが2014年から展開するクロスオーバーSUVタイプの軽自動車「ハスラー」の登場も新型ジムニー、ジムニーシエラのカタチを生み出す要因になったのではないかと感じ、発表会場でチーフエンジニアの米澤宏之氏に聞いた。

「たしかに『ハスラー』や『イグニス』『クロスビー』が出たことで、SUVのラインナップの中での役割分担ができるようになりました。よってジムニーのデザインも、2代目のような機能重視に戻しました」(米澤氏)

ヘビーデューティSUVが新鮮に見える

発表会場には歴代ジムニーも展示してあった。新型が最近まで販売していた3代目より、むしろ2代目に近いことが一目瞭然だった。逆に3代目は角を丸めたフォルム、ボディ同色バンパーなどによって、乗用車に近づけた装いだったことに気づいた。

歴代ジムニー。手前から初代、2代目、3代目(筆者撮影)

3代目ジムニーがデビューしたのは、今からちょうど20年前の1998年。前の年にはトヨタ「ハリアー」やスバル「フォレスター」が登場しており、舗装路重視の乗用車的なSUVが流行する兆しがあった。ジムニーも時代に乗り遅れまいと、このようなデザインに転換したのかもしれない。

しかし、それから20年が経過して、前述の兆しは現実になり、さまざまなブランドが乗用車的なSUVを送り出した。昨今の状況は、正直言って食傷ぎみと思っている人もいるだろう。むしろジムニーのようなヘビーデューティSUVが新鮮に見える。

新型ジムニーのエクステリア解説図(スズキ配布資料)

そんな状況を見据えてこのカタチにしたのであれば、一歩先を行く考えであると評価できる。先月日本に導入された、同じヘビーデューティSUVのメルセデス・ベンツ「Gクラス」の新型が、先代ジムニーのように角をやや丸めたデザインにしてきたのとは対照的だ。

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