北朝鮮未婚女性は「避妊率4.29%」という事実 8500世帯調査で「北朝鮮の実生活」が明らかに

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住宅は、わりと快適な様子だ。100%の世帯が屋根葺き工事を行った家に住んでおり、99.5%が土間や構造材剥き出しではなく、きちんと仕上げられた床や壁のある家に居住。半分強の世帯が1部屋の寝室、47.6%の世帯が2部屋の寝室を持ち、寝室が3つ以上ある世帯も1.9%存在した。寝室1部屋当たりの世帯人数は、全体平均で2.73人だった。

生活水準は全般に平壌のほうが他の地域よりも高く、とりわけ農村部との間には大きな開きがある。

北朝鮮は、報道の自由に関する世界ランキングでは常に最下位か、最下位近辺にある。北朝鮮でメディアを監視し、検閲を行っている宣伝扇動部は、米国と国連による制裁の対象にもなっているが、国民へのリーチという意味ではかなりの成果を上げているようだ。

今回の調査によると、15〜49歳男女の88%が少なくとも週に1回は朝鮮労働党の機関紙を読み、95%が国営のラジオ放送を聞き、98.4%が国営テレビを見ている。実に99.75%が週に1回は何らかの形で国営メディアに接している計算だ。また、新聞、ラジオ、テレビのすべてを週に1回以上、読んだり、視聴したりしている人は約84%に上る。

コンピュータを持っている世帯は20%以下

経済発展の手段として科学技術を重視する北朝鮮だが、コンピュータを持っている世帯は20%以下。ITスキルは低いとみてよさそうだ。

調査によると、コンピュータに触ったことがある人は男女合わせても50%弱で、北朝鮮のイントラネットに接続した経験のある人は10%しかいない。

コンピュータを使用した経験がある人のうち、ファイルをフォルダーにコピーまたは移動させたことがある人は34%以上、表計算ソフトの基本的な機能を使ったことがある人は17.45%、違うデバイスにデータを転送したことがある人は14.65%だった。

電子メールで添付ファイルを送信したことのある人は4%。ソフトウエアをダウンロードまたはインストールした経験のある人は5.8%で、パソコンにカメラやプリンターなど別の機器をつないだことのある人は7.45%、プレゼンテーション資料をパソコンで作成したことがある人は8.35%だった。

コンピュータ利用者の約4.5%はプログラミング言語を使ってプログラムを書いた経験があるといい、それなりに高いITスキルを有しているようだ。ITについては、経験値もスキルも男性のほうが女性より圧倒的に高いとの調査結果だった。

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