北朝鮮はマジで「反米」を捨てたかもしれない

「反米切手」が土産物店から一斉に消えた

このような「反米切手」が土産店の店頭から消えた(写真:北朝鮮ニュース)

北朝鮮の観光客向けギフトショップでは反米をモチーフにした土産物が販売されてきたが、今では棚から姿を消している。6月中旬に訪朝した複数の観光ガイドが語った。

観光客向けに売られていた「反米ポストカード」「反米ポスター」「反米切手」は、すでに軍事境界線沿いの非武装地帯にある土産物店や平壌および開城(ケソン)市内にある切手販売店を含む複数の店から撤去されたようだ。

反米切手も反米ポスターも撤去

北朝鮮ツアーを手がけるヤング・パイオニア・ツアーズのローワン・ビアード氏によれば「(地元の人しか立ち寄らないような)ローカルの店では、まだ少しポストカードは残っている」が、主要な観光スポットにある土産物店の従業員には、5月下旬以降のある段階で反米グッズを店から撤去するよう指示が下ったもようだ。5月下旬以降は、反米ポスターも掲示されなくなっている。

本記事はNK News(北朝鮮ニュース)の翻訳記事です

同じく北朝鮮ツアーを扱う高麗(コリョ)ツアーズのサイモン・コッカレル氏も、北朝鮮ニュースに対して次のように語った。「(6月11日の週と18日の週に)非武装地帯の板門店に出かけたツアー客がいたが、どちらのグループも反米のプロパガンダ商品がなくなっていたと話していた」

こうした商品は、「(これまで一般的だった)好戦的な反米イメージのものから、民族統一のような前向きなモチーフのものに置き換えられている」と、コッカレル氏は付け加えた。

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