「経済成長の正体は借金だった」という不都合な真実 銀行が「何もないところからお金を作る」カラクリ

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経済成長
現代におけるGDPの成長は、例外なく「債務(借金)」によってもたらされている(写真:metamorworks/PIXTA)
現代社会において「GDP成長率」は国家の健全性を示す絶対的な指標だ。しかし、その華々しい数字を裏側で支える真の動力源が「借金」である事実はあまり知られていない。実態は、誰かが負債を負わなければ、この世に新たなマネーは生まれない仕組みになっているのだ。 このたび刊行されたリチャード・ヴェイグ著『世界は負債で回っている』をもとに、私たちが信じてきた経済成長の「不都合な真実」と、避けられない限界を解き明かす。

私たちが信じる「経済成長」の知られざる動力源

現代社会において、国内総生産(GDP)の成長は、国家の健全性を示す絶対的な指標として君臨している。政治家は成長を約束し、国民はそれを豊かさの証として期待する。

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しかし、その「成長」を裏側で支えている真の動力源が何であるか、私たちは正しく理解しているだろうか。

結論から言えば、現代におけるGDPの成長は、例外なく「債務(借金)」によってもたらされている。

より正確に言えば、経済が成長するためには「新たなマネー」が必要であり、そのマネーの大部分は、誰かが借金をすることによってのみ、この世に生み出されているからだ。

一国のGDPは、個人による消費支出、企業による固定投資支出、政府の支出、そして輸出から輸入を差し引いた純輸出という4つの要素の合計値として算出される。重要なのは、これらの支出項目を増やせば、それが生産性の向上を伴うかどうかにかかわらず、GDPの数字は上昇するという点だ。

例えば、たとえ旧来品より性能が劣るマイクロチップへの支出であっても、その購入額が増えればGDPは加算される。そして、これらの膨大な支出を支えるための資金は、そのほとんどが「新たな借入れ」に依存しているのである。

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