銀座に今も残る、1930年代築ビヤホールの美 360度カメラで「銀座ライオンビル」を探訪

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1930年代の雰囲気も味わえる、銀座ライオンビル1階のビヤホール(撮影:梅谷秀司)
東京23区だけでも無数にある、名建築の数々。それらを360度カメラで撮影し、建築の持つストーリーとともに紹介する本連載。第6回の今回は、中央区の「銀座ライオンビル」へ訪れた。
なお、外部配信先でお読みの場合、360度画像を閲覧できない場合あるので、その際は東洋経済オンライン内でお読みいただきたい。

常に人々でにぎわう日本一の繁華街・銀座中央通り沿いの銀座ライオンビルは、外観は一見して今時のなんということのない建物だ。しかしその店内に入ると、いきなり1934(昭和9)年のモダン東京時代の銀座にワープする。

ここはサッポロライオンのビヤホールとして日夜来客が途絶えない人気店なのだが、店内は昭和初期の内装のまま、1934年築から84年経った現在もほぼ創建時の状態で営業している。まさに21世紀の銀座における歴史的な空間なのだ。

関東大震災復興期の建設ラッシュ時に誕生

この建物は、大日本麦酒株式会社(サッポロビールやアサヒビールの前身)の本社として建設されたもので、当初は1階はビヤホール、その上階はオフィスとして使用されていた。竣工した1934年は関東大震災の復興期で、東京中、銀座中に最新の鉄筋コンクリート造のモダン建築が次々に登場していった時代。

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今も銀座4丁目交差点に建つ「和光」は1932年築、中央区立の銀座にある名門小学校として知られる泰明小学校は1929年築と、銀座にはこの時代のモダン建築がいくつかは残っているのだが、このビヤホールライオンは、創建当時のインテリアそのままで、誰もが今もその空間で飲食を楽しめるという点で格別の存在となっている。

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