岡田武史氏「新スタジアム構想」の意外な狙い 子ども食堂の領域にも近いビジョンがあった
サッカー日本代表・元監督で、現在「株式会社今治.夢スポーツ」代表取締役会長である岡田武史さんは、今年2月の方針発表会でこうぶちあげた。
未来を担う子どもたちが、貧困でごはんもろくに食べられない子どもたちがいる。この豊かな社会でそんなことがあってはならないと思います。われわれトップチームがそろって食事を食べている。週に1回でも役に立てることがないだろうか。
そういう、目に、数字には表れないけど、皆さんに認め愛してもらえるような活動も、プロフェッショナルとしてやっていきたいと思っています。
「株式会社今治.夢スポーツ」方針発表会2018より(10:30ごろ)
筆者が、現在取り組んでいるクラウドファンディングの関係で岡田さんに連絡を取ったところ、返ってきたのが「おれもやろうとしていたんだよ!」だった。
なぜ、岡田さんがこども食堂?
そこで、一度お話ししましょう、ついては現場もお連れしましょうとなって、5月16日、東京・豊島区の「要町あさやけ子ども食堂」で岡田さんとお会いした。
折しも、前日5月15日にはJリーグが25周年を迎え、その前日14日には全クラブチームが参加しての社会貢献研究集会が行われた、というタイミングだった。
そこでも「集会では子ども食堂や、地域住民の交流拠点にクラブを生かす案などが出された」と報じられていた(サンケイスポーツ5月14日)。
日本サッカー界のキーマンは「サッカー×こども食堂」をどのように考えているのか。
子どもたちのにぎやかな声を聞きつつ、NPO法人豊島子どもWAKUWAKUネットワークの栗林知絵子理事長を交えた対話は、私たちがびっくりするほど同じものを見ていることを確認することになった。
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