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iPhone新OS「誰でも高速化」に込められた意図 旧機種でもアプリの起動が40%も高速化

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実際には会話の中で「アレクサ」という起動用ワードと似た発音が検出され、その後の音声から「メッセージ送信」という指示を認識し、その後の音声を録音。そして、メッセージ送信先として、たまたまアドレス帳にあった名前を認識したうえで、送信先を確認する音声まで認識するという偶然が重なったのが原因と、後の調査で判明した。

しかし、この事件をきっかけに、サムスン電子やLGエレクトロニクスなど音声コントトールAI機能を持つテレビに対して「ハッキングが可能」とする報道が出るなど、さまざまな憶測や混乱が置きている。

アップルはこうした事件に直接コメントしたわけではない。

しかし「プライバシー情報のクラウドへの送信許可は、本人がすべてコントロールすべき」という考えを明確にした。位置情報やメール送信、メッセージ受信履歴、カメラ、マイクロホンへのアクセスなど、すべての情報はデフォルトで閉鎖され、自ら許可しない限り開示しない。

さらには、「クッキー(ウェブの仕組みを使った情報収集の仕組み)」についても制限を加える。最近のトレンドとして、システムの細かな情報(たとえば、ブラウザにインストールされたプラグイン、インストールされているフォントなどの情報)を用いて端末の特徴を抽出して「指紋化」する技術がある。同じ指紋の端末がどのようにウェブを利用したかを追跡することで行動履歴を収集する技術である。

この指紋追跡技術は2010年ごろから明らかになっているものだが、ビッグデータの収拾が活発化してきた昨今、アップルはユーザーのプライバシー保護を重視し、MacやiOSデバイスで端末を特定できないようにする技術を盛り込むという。

「スマホ依存への防止策」を強化

地味ながらも、ユーザーと開発者の安心感を訴求するメッセージはまだあった。

いわゆる「スマホ中毒」への対応だ。スマートフォンの普及は利便性を高めた一方、さまざまな通知がスマートフォンに集中することで、何らかの作業に没入したいとき、気を散らす原因となったり、不眠につながることもある。

そこで、iOS 12では「おやすみモード」機能が強化される。夜、休みたいときには休むべきということだが、単に時間帯で分けて通知をオフにするだけではない。通知をオフにする時間帯を作るだけでなく、通知に対して「インスタントチューニング」を提供する点がポイントだ。その通知が必要なものなのか、それとも後回しでいいのか、あるいはそもそも通知してほしくないものなのか。そうしたカスタマイズを、利用者の行動を観察してSiriが提案してくれるようになる。

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