最新番付!「CSR企業ランキング」トップ700社

1位は4年ぶり2回目のNTTドコモ、2位も同業

CSR3部門の合計ではSOMPO(296.5点)が1位となった。

財務部門ではキーエンスが首位(285.7点)。時価総額は全上場企業でもトップクラスだ。ただ、CSR得点はわずか40点、合計ポイント325.7点で総合順位は736位となった。同社はGPIF(年金積立金管理運用独立行政法人)が2017年7月に始めたESG(環境・社会・ガバナンス)投資のMSCIジャパンESGセレクト・リーダーズ指数の構成銘柄になっている。

しかし、東洋経済CSR調査には、これまで同社からの回答は一度もない。そこで、Web等の公開情報を集め、『CSR企業総覧』に掲載しようとしたが、情報はほとんどなかった。

ちなみに同社のMSCIのESG評価は「情報技術」という業種で、富士フイルムホールディングス(総合6位)、日立製作所(同192位)と同じ「BBB」。富士フイルムは問題が発生しているとはいえ、情報開示はアンケート、Web等でも上場企業でもトップクラスだ。日立製作所もここ数年アンケートの回答はないが、開示されている公開資料でも一定以上の情報は得られている。

どのように評価するとこの2社と同じ格付けになるのかは不明。確かに株価は2013年以降、急上昇し、株式投資としては魅力的な銘柄だ。平均年収も1861万円(2017年3月期)と高く、目立った不祥事等も起きていない。

GPIFのホームページには、「今回GPIFが採用したESG指数は、指数会社がESGの観点から設けた基準に沿って評価が高かった銘柄を組み入れる『ポジティブ・スクリーニング』を用いています」とある。

このポジティブ・スクリーニングとは情報開示がなくても、時価総額が高く不祥事が起きていなければ選ぶことを意味するのかもしれない。実はキーエンス以外にも情報開示は少ないが株価は大きく上昇している構成銘柄がいくつもあった。一般的にESGで高評価とされている銘柄も含まれているが、どうもこれまで常識だと思っていた非財務情報評価のやり方とは異なる部分があるようだ。

企業の基盤は人

われわれは「企業の基盤は人」という考え方のもと、「人を大切にする会社」をCSRの基本と位置づけている。そこをベースに本業で利益をあげ、事業活動で発生する負の面をできるだけ減らし、さらに社会課題解決を行っていく企業を見つけていくことがCSR・ESGの評価と信じている。東洋経済は今後もこれまでどおりの考え方で地道に調査・評価を行っていきたい。

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