日大は、どこで判断を間違えてしまったのか 大学全体のブランドまで毀損してしまった

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問題は「誰に責任があるのか?」です。監督が指示したのか、コーチが指示したのか、選手が独断でやったのか。監督―コーチ―選手という序列は明確で、日大としては、しっぽを下で切れば切るほどダメージが小さいと考えられます。

そして日大はまず「何をしたのか?」について、次に「誰に責任があるのか?」についてディフェンスラインの設定を誤り続け、問題は拡大の一途を辿ります。

5月6日の出来事について日大は関西学院に対してしばらく謝罪をしません。また前監督は6日時点で取材に答えており、『週刊文春』が24日発売号でその内容を記事化しています。

これは、当初は日大が「悪いことはしていない」と考えていたためでしょう。

一般に、学生スポーツの反則が日本を揺るがすようなニュースになることは原則ありません。日大としても、手を打たずとも解決できる、という見通しだったのかもしれません。

ビデオの存在は明らかで、世間からの追及も、翌日にはネットが炎上し、10日頃から大手メディアの記事にもなり始めていることを考えるとディフェンスラインとしては完全に誤っています。

「悪いことはしていない」と高をくくっていた?

その後、12日に加害選手とコーチが謝罪に行くが関西学院に断られるということがありました。これもすぐであれば受け入れてもらえたかもしれなかったところ、関西学院も引っ込みがつかなくなってきていたことを考えれば、悪いことをしていないと高をくくっていたことが尾を引いていると言えそうです。

さて、15日には関西学院の抗議文に対する日大側の(提出したのは「部」ですが)回答書が関西学院に届きます。

回答書は「意図的な乱暴行為を行うこと等を選手へ教えることはまったくございません」「指導者による指導と選手の受け取り方に乖離が起きていたことが問題の本質と認識しており」としています。事実の経緯や指導内容、試合後の対応を明らかにせず、関西学院側はこれを誠意ある対応とは取りません。

そして「誰に責任があるのか?」という点について監督やコーチの関与を認めないまま乗り切ろうとしたディフェンスラインの設定ミスです。以後は「誰に責任があるのか?」が問題となります。

21日にはこれを受けて被害を受けた選手の父親が被害届を提出します。

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