世界最大の「無印良品」にみる無印の"未来形" 堺北花田でスーパーマーケットをビルトイン

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(左)焼肉のたれ、ソースなど調味料も置いてある(右)対面販売コーナーでは、ローストビーフやハンバーグも販売している。黒毛和牛モモ100g1280円、北海道産ホルスタイン580円。ハンバーグはトマト、デミグラス、デミグラチーズの3種類で通常価格は368円(筆者撮影)

惣菜の売場もかなり広くとり、和・洋・中華惣菜、サラダ、揚げ物、焼き物、弁当、おにぎり、サンドイッチと充実しており、品揃えは小型SMをはるかに凌駕している。国産を打ち出し、素材や米など原材料のこだわりも見られ、価格よりおいしさやクオリティを重視する取り組みだ。

〈惣菜〉小型SMをはるかにしのぐ品ぞろえ

ロテサリーチキンや焼き鳥の対面販売、惣菜の量り売り、おかずなどをチョイスできる弁当も展開し、選択肢の幅を広げて需要を喚起しながらさまざまなニーズに対応している。

種類も豊富な揚げ物。ロースとんかつ350円、チーズ入りミルフィーユカツ250円、肉じゃがコロッケ130円、横須賀海軍ライスカレーコロッケ140円。合挽きミンチカツ216円。アジフライ162円、エビフライ130円。骨なし鶏唐揚は100g270円。串カツの本場大阪、5種の串揚げセットは540円。駿河湾産桜海老入りクリーミィコロッケ、あさりと徳島県産菜の花クリームコロッケといった業務用パックものも。フライが充実しているのに対し、天ぷらはコーナー化しておらず、はもの天ぷらは498円(筆者撮影)

かまどを模した造作を売場に配置するなど演出にも力を入れている。

(左)試食販売も行っている(右)店内で焼く炭火焼きの焼き鳥も、もも、きも、つくね、ハートなど14アイテム。1本160円、170円、190円と価格はやや高め。最近、SMでも復活しているロテサリーチキンも展開、1本780円(筆者撮影)
(左)惣菜の量り売りも実施している。和惣菜は肉じゃが205円、切干大根194円、ピーマンとじゃこ。中華惣菜は茶味豚酢豚291円など(いずれも100g)。焼きそばや、煮さば302円、煮カレイ432円、サケ塩焼360円(各1切れ)など煮魚や焼魚も(右)セルフの売場でも煮魚、焼魚、干物を展開している。SMではあまりお目にかかれないレンコ鯛598円、のどぐろ598円、いとより1尾698円なども展開。アジの干物2尾は398円(筆者撮影)
充実している弁当。ご飯が選べる弁当、白ご飯は470円、十穀米は507円。「ローストとんかつ弁当」450円、「銀鮭の塩焼き弁当」500円、「国内産チキンチリソース弁当」500円(筆者撮影)
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