世界最大の「無印良品」にみる無印の"未来形" 堺北花田でスーパーマーケットをビルトイン

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果物はバナナ、イチゴ、柑橘類などをそろえ、青森産「高糖度サンふじ」(糖度14度以上・4個698円、和歌山産有田田口の「的兵デコポン」2個698円といったこだわりアイテムも投入している。イチゴは福岡産あまおう598円、熊本産ゆうべに498円、和歌山産さちのか598円、まりひめ698円(愛知産のジャム用698円も)。バナナはチキータバナナ108円、甘熟王148円、最高峰バナナ398円(筆者撮影)
売場内に設けられた「野菜サービスカウンター」。作業をしながらカットや下ごしらえにも対応する(筆者撮影)
(左)SMですっかりおなじみとなった焼き芋もスタイリッシュな什器で、紅はるか198円を提供(中央)花束や鉢物を白木の木製什器で販売している(右)青果売場の柱周りには農具や木箱、麻袋などを天井から吊るして雰囲気を出している(筆者撮影)

鮮魚売場は一般的なSMと比較して売場は広く取っており、鮮魚、刺身、貝、塩干、冷凍魚、海藻などアイテムも豊富で、調理や注文にも対応する。近辺の岸和田漁港、泉佐野漁港からの直送品を店舗で加工販売。丸魚の種類も多く、鮮度にこだわりながら価格設定はリーズナブル、「無印鮮魚」1盛540円といった価格訴求も行っている。

〈鮮魚〉丸魚の種類も豊富、対面の海鮮丼ブースも設置

寿司もにぎりや巻物の品揃えも多岐にわたる。その場で注文を受け提供しイートインスペースで食べられ、持ち帰りもできる「海鮮丼」の対面ブースも設けている。

漁港直送を中心に、鳴門産天然鯛2980円、大阪産かわはぎ980円、1280円、大阪産黒鯛980円(小)、1580円(大)など魚種が豊富な鮮魚の丸魚。1万2000円の石鯛といった大型魚や、ババア、ガシラ、グレ、縞そいといったSMではなかなか見られない魚種も(筆者撮影)
次ページ下ごしらえや盛り付けといった調理サービス
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