話がわかりにくい人は説明の作法を知らない

まずは興味を引かせ、階段を昇ってもらおう

自分と相手の知識や理解度にギャップがあるとき、説明によって解消するための必要条件とはなんでしょうか? それは、1つしかありません。“理解の階段”と私が呼んでいるものがあります。説明する人はその“理解の階段”をつくることが絶対に必要となります。

また“理解の階段”をつくるうえで気をつけなければならないのが、その段差です。自分とその相手の間に知識や理解度に大きなギャップがあればあるほど、できるだけ1つあたりの段差を小さくします。そのぶん、段差をたくさん刻むのです。逆に、この段差が大きく、その段数が少ないとき、相手はなかなか理解してくれないのです。

(出所)『東大院生が開発! 頭のいい説明は型で決まる』(PHP研究所)

なぜ、あなたの説明はわかってもらえないのか?

ここで、この“理解の階段”をつくる具体的な方法に入る前に、まず、なぜこの“理解の階段”がすぐにつくれないのかについてお話ししておきます。この原因については、さまざまな文献を調べたり、同僚の予備校講師や知人の教員にインタビューを行ったりした結果、次の3つにたどり着きました。

原因1 相手が聴く態勢をとれていない

原因2 そもそも自分自身が説明する内容をよく理解できていない

原因3 相手のもっている知識を自分が把握していない

イメージは次図のような感じです。

(出所)『東大院生が開発! 頭のいい説明は型で決まる』(PHP研究所)

それでは、この“理解の階段”をつくるときに必要なこととは何でしょうか?

次ページしっかりわかってもらう説明には“型”がある
キャリア・教育の人気記事
トピックボードAD
関連記事
  • 起業家的音楽家
  • 競馬好きエコノミストの市場深読み劇場
  • 礒部公一のプロ野球徹底解説!
  • 森口将之の自動車デザイン考
トレンドライブラリーAD
  • コメント
  • facebook
0/400

コメント投稿に関する規則(ガイドライン)を遵守し、内容に責任をもってご投稿ください。

アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
  • シェア
トレンドウォッチAD
衰退か再興か<br>アトキンソンと考える<br>日本の生存戦略

急激な人口減少と高齢化の先に待ち受ける地盤沈下を避け「日本再興」を進めるには、従来の常識にとらわれず新しい発想で問題に取り組むことが必要だ。最低賃金の引き上げを含む3つの生産性向上策を軸に、日本が生き残る道を探った。