話がわかりにくい人は説明の作法を知らない

まずは興味を引かせ、階段を昇ってもらおう

このとき、必要になるスキルが「難しいことをわかりやすく伝える説明」です。

ここでいう“難しい”というのは、世間一般に言われているような高度な学問分野のことだけではありません。好きなアニメやドラマ、スポーツなどを含めて、あなたが詳しいことを全般に“難しい”と表現します。

「えっ、オレの好きなバンド、コピーして弾くの難しくもなんともないんだけど?」「私が趣味でやってるロッククライミングの楽しさだって、やればすぐわかるんだけど」そう思う方もいるかと思います。

ただ、それはすでに理解できている人にとっては“やさしい”ことなのでしょうが、相手にとっては未知のことで“難しい”と感じてしまうのです。

つまり、相手との知識や理解度にギャップがあるとき、その格差に対して相手は“難しい”と感じるのです。

(出所)『東大院生が開発! 頭のいい説明は型で決まる』(PHP研究所)

話し手と相手(聴き手)に知識や理解度の差が広がれば広がるほど、話し手が説明しようとする内容は相手にとって“難しい”と思われる可能性が高くなるのです。

あなたにしか伝えられない知識やスキルがある

情報が溢れている今の世の中では、自分のわかっていることをわかりやすく正確に相手に伝えることができれば、それだけで価値なのです。

(出所)『東大院生が開発! 頭のいい説明は型で決まる』(PHP研究所)

情報化社会でもっとも価値が出てくる説明というのは、相手にとっての難しい内容をわかりやすく伝えることなのです。そこに情報の稀少性が生まれるのです。

相手がすでに理解できている内容をやさしく伝えるだけでは大きな差別化にはなりません。また、難しいことをわかりにくく伝えたら相手は混乱するだけなので価値はむしろマイナスです。

難易度の高い内容を相手のわかるレベルに落とし込んで理解させることが最も価値の高い説明になるのです。

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