18歳少女が悩む「口うるさい浮気父」との関係 恨むのではなく運命を前向きに受け入れよう

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家庭の事情などで大学を断念した人はみな生涯後悔し、地べたにはいつくばるようにして働き、いつもおカネに追われながらでも大学を卒業した人は、その点ではプライドを持つことができ、その勉学と苦労は生涯の財産になっていると言います。それが原因で親子断絶が続いている人もあまりいません。

ここは歯を食いしばり、親を恨むより、親と一時断絶してでも少しでも勉学しやすい環境を自分でつくり、「自分ファースト」で卒業まで頑張るべきです(私には敬愛する中卒の親友が何人もいます。学歴をうんぬんしているのではありませんので念のため)。

「体力とおカネとギリギリまで勝負して大学を卒業する」を大基準に、すべて前向きに判断すべきです。

たとえば私の地方では新聞配達所で下宿しながら配達員をやり、収入を得られたり奨学金を得られたりできるシステムがあります。その他いろいろ調べてあなたが自信を持てるメドが立てば両親を説得し、たとえ説得できなくとも独立する方法が選択肢の1つです。

または上級学年になるほどカリキュラム数が減るとか、朝一番の授業を取らずに済むとか、往復の時間を仮眠か勉学に充てるなど、工夫することであと3年闘うのも1つです。あなたも大変ですが、ご家族も大変なのです。いずれの選択もあなたの大変さは続くでしょうが、家族ではあなたがいちばん、将来の出口も光も約束されていると思えませんか。

運命を前向きに受け入れよう

皇后さまと深く交流された神谷美恵子さんはハンセン病にかかった人を、「なぜ自分でなくあの人たちだったのだろう」と考え、その研究と治療に一生を捧げました。誰もができる発想ではありませんが、あなたはなぜ障害があるのが自分でなく妹だったのかと考えてもよいと思います。そうして妹様の分まで健康を大切に生きるべきです。

家族でいちばん将来あるあなたから運命を前向きに受け入れ、力強く幸福を追求するべきです。妹様の分まで、精神的にだけでも娘の役目も果たしてください。あと3年、過ぎればあっという間ですよ。

ミセス・パンプキン 『最強の人生相談』『一流の育て方』著者

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立命館大学卒業。ビジネスパーソン向けの家庭問題・人間関係・人生相談の専門家として、東洋経済オンラインで2012年より執筆。最新刊は『最強の人生相談』(東洋経済新報社)。息子であり、『最強の働き方』(東洋経済新報社)の著者であるムーギー・キム氏との共著に、『一流の育て方 ビジネスでも勉強でもズバ抜けて活躍できる子を育てる』(ダイヤモンド社)がある。ミセス・パンプキンへの相談は、こちらのメール、あるいは相談受付サイトで受け付けています。なお相談件数多数につき、過去に類似する相談があった場合には取り扱いません。ぜひ、これまでの連載をご参照ください。男性からのご相談も歓迎しております!

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