日本で働く外国人が苦労した言語じゃない壁 自分の主張を強くしてしまったらシーン…

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ショハルフベック:確かにそうですね。僕の経験では、やはり「空気を読め」という文化が日本である。最近は薄れてきているけれども。要は「行間を読みなさい」ということ。

就職した当初、初めて配属されたところで「ショーン、Aをやって」と言われてAを持っていったら、「あれ、Bは? Aと言ったらBもやる。当然じゃない?」と言われました。当時、日本語は話せても、マニッシュ(・プラブネ)さんが言ったように文化をまだ理解していなかった。

私はそこでキレずに、「僕は外国人です。僕に言いたいことを、できれば1、2、3と細かく言ってください。そのうちわかっていくと思いますが、最初は教えてください」とお願いしたんですね。そこは日本人的に一歩引いて、自分を下にした。それでだいぶ変わった。

スペイン式で話したら職場がシーンと…

ドンデリス:スペイン文化と日本文化もだいぶ違う。スペインではみんな考えていることそのまま言ってディスカッションする。職場もいつも熱いカンバセーションです。

スペインでは会議で「出席者が一斉に話すのが当たり前」というドンデリス氏(撮影:尾形文繁)

日本に来て、スペイン人スタイルで、「これは違う。これは間違っている」と、考えたことをそのまま伝えたら、みんなシーンとなった。日本の場合は「言語プラスアルファ」。空気読まないといけない。少しずつそれに気づいて、しゃべり方や仕事の仕方が変わってきた。

ショハルフベック:そう。日本は「和」が大事ですね。要はその相手の気持ちを嫌にさせない。反対意見も「なるほど。面白いですね」と言いながら、「でも僕はこう思います」と言わないと。

――働き方や働く環境について日本独特だと思うことはありますか。

ショハルフベック:メリットもデメリットもありますね。メリットは社員一人ひとりに対する投資が大きく、細かい研修もあって大事にされているように見える。その一方で、キャリアアップ感があまり見えない。

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