肩こりに悩む人に教えたい「頭皮のほぐし方」 毛髪のプロに聞くツボとマッサージ

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東洋医学には、「ツボ」という概念があります。人間は「気」「血」「水」の3つの要素で構成されていると考えますが、その「気」と「血」の通り道は「経絡」と呼ばれ、人間の体には経絡が張り巡らされています。主な経絡は12本あり、胃や大腸など五臓六腑の何かに繋がっています。一本の経絡とは、身体の奥深い部分を走っていたり、身体の表面部分を走っていたりもして、ある特定の内臓に繋がります。その身体の表面の浅い部分を走っているところの反応点が「ツボ」なのです。

21世紀に入り、WHO(世界保健機関)でも「ツボというものが存在し、そこを刺激すると身体がよくなる」というのが認められました。そこで認められたツボというのが360個前後あるのですが、そのうちの多くが首から上に集中しているのです。頭を刺激すれば、何かに繋がるツボに当たるといっても過言ではありません。ツボには内臓の不調や不具合を整えてくれるので、頭のツボを刺激することになる頭皮マッサージは、非常に効果的なのです。

頭皮マッサージで押さえたい2つのツボ

固くなった頭皮をほぐして血流を促すには、マッサージしかありません。マッサージの際、とくに押さえたいツボが2つあります。ひとつめは「百会(ひゃくえ)」と言って、たくさんの経絡が通っているツボ。耳を頭頂部で繋げたところと、顔の中心部を走る正中線が交差する点です。漢方では、万物は「陰陽」に分かれ、陰陽で一対を成すという考え方「陰陽説」があります。人間の身体の前側は陰、背中側は陽とされていて、この陰と陽が交わるところが「百会」。陰陽のバランスが整っているのが体にとってベストの状態なので、ココをほぐして巡りをよくしてあげましょう。

もうひとつは「風池(ふうち)」というツボです。漢方の世界では、「風」は上に行きたがる性質があるとされています。忙しくなると頭がポーッとしたり、目が充血したりといった症状がでてくるのですが、これは身体の上部(首や頭)に風が溜まっている状態。風池を刺激してあげると、そういった症状がラクになるほか、イライラや情緒不安定な状態も改善してくれます。

頭皮の揉みほぐしにおすすめのアイテムと言えば、れんげです。100円ショップなどでも販売されていて、カンタンに手に入ります。以下に、れんげを使ったマッサージをご紹介しますので、ぜひトライしてみてください。

そのほか各メーカーから出ているマッサージ用のヘアブラシはもちろん頭皮の刺激に有効ですし、「かっさ」という道具もあります。かっさとは中国の民間療法で、血の毒素を削るというものなのですが、そういったツールを使えば、非常にほぐしやすいです。手を使う場合は、指の力では弱いので、げんこつでもみほぐすのが良いでしょう。ゴリゴリとした感触があって押すとかなり痛いのですが、そのゴリゴリこそ、毒素の塊。揉みほぐせば、頭がグッと軽くなるはずです。ほぐす際は、痛気持ちいいくらいの強さが〇。ただし、やりすぎると揉み返しが来る場合があるので、気を付けてください。

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