トロントで自動車が暴走、死亡者15人の惨事

開催中のG7外相会合と関連?

欧米ではこのところ、自動車を使ったテロ攻撃が続いており、10月31日には米ニューヨークで8人が犠牲となっていた。イスラム国(IS)は、犯行に自動車を使うことを勧めているとされる。

先月には、2017年1月にケベック市のモスクの礼拝に訪れていた男性6人を殺害した罪で、元大学生が有罪判決を受けている。また、昨年9月にはアルバータ州エドモントンによるスポーツスタジアムの外で、4人の歩行者を車で撥ねた上、警察官を刃物で刺したソマリアの難民が、殺人容疑で逮捕された。

「1人、また1人とひかれていった」

今回の事件は、近年のカナダにおいて最も暴力的な事件となった。「これは未曾有の事態だ」と、トロントの緊急医療を取り仕切るジョン・フレンガス氏は話す。「過去に、トロントでこうした事態は起こったことがない」。

事件は、カナダの他に米国、英国、フランス、ドイツ、イタリア、日本(G7)の外相会合が開かれていた場所からから北へおよそ30キロメートルの場所で起きたが、その後の会合のセキュリティに大きな変化は見られなかった。

CNNの取材に応じたアリと名乗る目撃者によると、ワゴンを運転していた男は、歩行者を狙っているように見えたという。「男は意図的にやっていた。意図的に人々を殺そうとしていた。男はどんどん突っ込んで行き、1人、また1人とひかれていった」。

この目撃者によると、被害者の多くは高齢者だったほか、ベビーカーが空中に投げ出され流のも目撃したという。

少なくとも1人は、最終的にワゴン車が止まった高層コンドミニアムの手前にあるアリガン教会の前ではねられた。また、何人かの被害者は、近くの会社員が昼時に利用する広場で事故にあっている。SNSに掲載されている航空写真によると、被害者が救急車に搬送されているわずか数フィート(1m弱)の場所に、フードトラックが止められていた。

(取材:Anna Mehler Paperny記者 and Allison Martell記者、Jim Finkle記者, Nichola Saminather記者, Carlo Allegri記者 and Julie Gordon記者、トロント、Doina Chiacu記者、ワシントン、執筆:Andrea Hopkins記者、Scott Malone記者、編集:Grant McCool and Peter Cooney)

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カーリング人気萌芽の時代から、平昌五輪での銅メダル獲得まで戦い抜いてきた著者。リーダーとして代表チームを率いつつ、人生の一部としてカーリングを楽しめるにまで至った軌跡や、ママさんカーラーとして子育てで得た学びなどを語る。