「ITオンチの管理職」が迷惑でしかない3理由 「文系だからいい」ではもうすまされない
ITの素養がマストになる
著者の所属するビジネススクールはMBAを習得する場所ですが、従来のMBAの知識だけでは、今後ビジネスの世界でサバイブすることは非常に難しくなると感じています。これから誰にとってもマストになると考えているのが、ITの素養です。
ここで言うITの素養とは、単にExcelなどのソフトが使いこなせるという意味ではなく、ITをどのようにビジネスに活用できるかを理解し、実践できるかという意味です。
筆者が教鞭をとるグロービス経営大学院でも、「テクノベート」というキーワードを打ち出して、ビジネスのルールが変わりつつある時代の新しいMBA教育に舵を切っています(テクノベートとはテクノロジーとイノベートからの造語)。
とはいえ、すでに会社生活も長く、中堅からシニアとなった管理職の場合、ITについて造詣がまったくない、あるいはITオンチを自覚しているという方もいるでしょう。
実は、こうした管理職は、単に個人レベルの生産性が低いという以上に、企業の競争力を削いでしまうマイナスをもたらす可能性があります。
今回はITオンチの管理職が無意識にやってしまいがちな、会社にマイナスをもたらす3つの大迷惑について取り上げてみます。
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