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「ITオンチの管理職」が迷惑でしかない3理由 「文系だからいい」ではもうすまされない

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  • 嶋田 毅 グロービス経営大学院教員、グロービス出版局長
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ITオンチの管理職は、その価値がピンときません。BtoBの業界は顧客ニーズが機能重視であるため比較的わかりやすいのでマシですが、BtoCでは特に若い消費者の潜在ニーズ(特に情緒的なニーズ)にITで応えるビジネスモデルに感度が鈍りがちです。

その価値がわからないと、「よくわかんないな。とりあえず慌てなくてもいいんじゃないの? もう少し様子を見てみたら」といった発言をしがちです。強烈に反対するわけでもないのですが、「面白い! やってみよう」というわけでもありませんので、提案した側も煮え切りませんし、スピードも大きく削がれてしまいます。

2重3重に組織の成長を妨げてしまう

ITビジネスは事業特性上、スピード重視という側面も大きく、もたもたしていると競合に先を越されてしまいます。

すべての提案をそのまま受け入れることはできないにしても、ある程度の提案数とそれに対する優先順位づけができないと、企業の成長機会はどんどん狭まっていきます。

いちばんよくないのは、「あの上司に言っても無駄だから」と部下に思われてしまうことです。これは組織の士気を下げますし、上司自身の評判も落としてしまいます。2重3重に組織の成長を妨げるのです。

自分自身ではITの細かい部分までわからなくても、部下に新しいビジネスモデルの提案を促し、それを評価できるような体制(勘所のよい人にアドバイスを仰げるようなネットワークを作るなど)は周到に準備しておくべきでしょう。

今回は3つの典型的な例を紹介しましたが、これ以外にもITオンチの管理職がもたらす弊害はたくさんあります。30代の若い管理職であっても決して例外ではありません。

ビジネスのルールが大きく変わるテクノベート時代に、自分が「老害」にならないレベルに武器としてのITの知識・スキルを身につけているか、今一度チェックしてみましょう。

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