ついにアーロンチェアを超える椅子が誕生? 米スチールケースが"スマホ時代"の高級チェアを発売へ

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スチールケースでは、これまでも「リープ」「シンク」などオフィスワーカー向けの高級チェアをリリースしているが、2014年初頭にまったく新しいシリーズとして「ジェスチャー」を発売する。「基本設計からすべて見直し、まったく新しいチェアを作り上げた」(スチールケースアジア・パシフィックのウリ・グウィナー社長)。

いったい何が違うのか。それは2007年に登場したアイフォーンをはじめとするスマートデバイスに対応していることだ。「世界11カ国2000人の働く姿勢を調査し、デジタルデバイスを扱うさまざまな姿勢をサポートできるものにした」(グウィナー社長)。

横向きにも座れる

たとえば冒頭に掲載した写真の男性は、左右の肘掛けを目の前に八の字に配置することにより、肘を支えた姿勢でスマートフォンを取り扱っている。「身体を丸めることなくスマートデバイスの操作を行える点が特徴」とマーケティング担当バイスプレジデントのジェイソン・ヘレディアは強調する。

「これまでの椅子は、デスクトップ上のパソコンを操作することに最適化されており、スマートデバイスを取り扱う際には不自然な姿勢にならざるをえなかった」(ヘレディア氏)。

「横向きにも座れます」(ウリ・グウィナー社長)

グウィナー社長にお気に入りの座り方を教えてもらった。それは写真のように肘掛けの下に足を通す座り方だ。「こんな座り方に実用性があるの?」とも思ったが、座面が弧を描いているアーロンチェアの場合には、こんな座り方は想定されていない。さりげなくジェスチャーならではの特徴をアピールしているわけだ。

「肘掛けの下に十分なスペースがあるからこそ、こんな座り方ができる。また座面のどこに座ってもバランスをとることが可能だ。座面だけでなく肘掛けに座っても倒れないように設計されている」と、さらなるマニアックな座り方も披露してくれた。

ただしすべてのモデルに肘掛けが付いているわけではない。肘掛けのあるモデル(17万1900~17万7700円)に加え、肘掛けのないモデル(14万1600~14万7300円)も併売する。とはいえ、スマートデバイスを快適に扱うためには肘掛けが不可欠。フラッグシップモデルはあくまで、肘掛け付きのモデルだ。

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