「世界一地価が高い」ニューヨークの住宅事情 価格は高止まり、坪単価3000万円超え物件も

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(左)「One 57」から見えるセントラルパークの風景(右)セントラルパークサウスには、高層建築が立ち並ぶ

――NYで人気を集めるコンドミニアムの条件とはどういうものなのでしょう?

真田 まずはロケーションですね。建物のデザインには、大きく2パターンあると思います。最近人気なのは、「30パーク・プレイス」も手がけたロバート・スターンに代表されるクラシックなデザイン。アールデコなどのニューヨークの歴史を象徴するような外観に、内装も比較的クラシックな物件が高値を付けています。しかし一方で、現代的なものも人気があって、プリツカー賞受賞者であるクリスチャン・ド・ポルザンパルクの「One 57」やラファエロ・ビニョリの「432パーク・アベニュー」、ヘルツォーク&ド・ムーロンの「56レオナルド・ストリート」などがそうですね。

ニューヨークでは普通のものを建ててもダメ

――クラシックか非常に現代的か、両極のものに分かれるのですね。

ニューヨークでは普通のものを建ててもダメなように感じます。

(左)開発が進むワールドセンター近くに建つ「30パーク・プレイス」(2016年完成)。設計はロバート・スターン。高さ265m、82階、157戸。低層部にはフォーシーズンズ ホテル ニューヨーク ダウンタウンが入る(右)共有スペースに置かれた模型とスケッチ
(左)大きな窓が開放的なコンドミニアム室内。窓の外に見えるのは、ダウンタウンのシンボル的建物ともなった「56レオナルド・ストリート」(右)テラスからは「ワン・ワールドセンター」が見える
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