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スマホ用「ライトのかさ」が作られた深い理由 ネパール無電化地帯に明かりを灯す取り組み

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まず、ジュエリーとして特異なのが、スマートフォンや携帯電話に搭載されている「ライト」とセットで使うことを前提とされている点だ。スマホのライトをつけて、しずく型のペンダントトップをスマホのライト部分の上に置く。すると、スマホの強い光が、ペンダントを通してやわらげられ、温かな癒やしの明かりとなって、周囲を照らす。

ネパール大震災の際にCappaを導入したときの様子(写真:茨城製作所)

このアイデアが生まれたのも、2015年のネパール地震における、菊池氏の経験から。電気がほとんどつかないという過酷な状況のなかで、スマホのライトを心のよりどころにしていたことから「スマホの光を使ったランプがあれば」と思いついたのだという。

シーンとしては、寝る前のひととき、心をくつろがせたいときに、ベッド脇などに置いて楽しむ使い方が思い浮かぶ。地球環境やネパールに思いをはせる人もいるかもしれない。

デザインに込められた思い

ふだん身に着けるジュエリーとしても、カラフルな樹脂をあしらったしずく型のデザインは人目をひき、話題のきっかけになる。ケイ・ウノに所属するデザイナーの浅川浩子氏は、東日本大震災時の自身の思いも、デザインに込めたという。

スマホの「ランプシェード」としてだけでなく、ネックレスとしても利用できる。素材はピンクが真鍮、ブルーがシルバー(編集部撮影)

「ブルーとピンクの2色展開で、ブルーはヒマラヤの山々や天から降る雨、大地に流れる川など、『水の循環』がモチーフです。またピンクは、朝日にそまったネパール。震災のとき報道を見ながら、『明日は本当にくるのかな』と本当に不安でした。朝日をジュエリーで表現することで、安心感や人の気持ちの温かさを感じてほしいと考えました」(浅川氏)

本プロジェクトでは、3月7日11時~4月27日23時までの期間で、Cappa、Kingyoの導入金額である759万円ないし368万円を目標とする。支援金は5000円から150万円まで10段階が設定されており、段階に応じたリターンが用意されている。2万5000円以上の支援金で、ジュエリーがリターンとして送られる。

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【現地の女性の雇用や伝統的な産業の持続を支援】

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