「ドラクエXI」徹底的にやりこみわかった真実

「過ぎ去りし時を求めて」に見た微妙な違和感

オンラインRPGは当然、他の多くの仲間と一緒に冒険することが求められるが、あまりオンラインでの交流が得意ではないプレイヤーでもゲームを楽しめるように、一部の熟練ユーザー向けのエンドコンテンツを除けば、メインストーリーやサブクエストなどについては1人でプレイしても楽しんでクリアできるような工夫が凝らされている。それでもオンラインということで、ドラクエシリーズは欠かさずプレイしていても、ドラゴンクエスト10だけはプレイしていないという人も少なくない。

ドラクエシリーズは、歴史あるシリーズ作品ではあるが、けっして歴史の中に埋没しているわけではない。つねに今の時代に合うRPGを目指す、チャレンジ精神旺盛なシリーズ作品である。

だからこそ、ソロプレイに戻ったドラクエXIで、どのような世界を見せてくれるのか、非常に楽しみだった。

すでにドラクエXIをプレイ人に考えてほしいのだが、このドラクエXIのストーリーに「納得」できただろうか?

最初にそれを考えてから以下を読んでほしい。

主人公たちの成長と崩壊した世界の復興のストーリー

今回の冒険の舞台はロトゼタシア。片田舎のイシの村で育った主人公は16歳の誕生日を迎え、幼馴染の少女エマと一緒に成人の儀式を受けるために山に登る。そこでモンスターに襲われるが、手のアザから不思議な力が発生して身を守ることができた。

無事成人の儀式を終えて、顛末を母親に報告すると主人公が勇者の生まれ変わりであると明かされる。そして大国であるデルカダール王国の王様に報告に行くことになる。

村の人たちに見送られ、デルカダール王国に旅立った主人公は王様に謁見するも、デルカダールでは勇者は「災いを呼ぶ悪魔の子」と呼ばれて憎まれており、主人公は地下牢に幽閉されてしまう。そこで出会った盗賊風のフード姿の男と一緒に、見回りの兵士たちの目をかいくぐりながら、なんとか地下牢を脱出。イシの村に戻るも……。

そして主人公たちは、デルカダール王国軍に追われつつ、世界を旅していくことになる。というのがストーリーの起点となる。

システム面については、ドラクエXIでは旧作のようにフィールドをうろついて経験値稼ぎをする必要はほとんどない。普通にモンスターと戦っていれば、レベルもサクサクと上がっていく。基本的にはボスが強すぎると感じたときだけ、レベル上げをすればいいだろう。

他のRPGと比べると、レベル上げが必須でもなく、かと言って強すぎる無双状態にもならず、レベルコントロールは非常にしっかり計算されていると感じられた。

ストーリーに戻るが、旅は進み仲間も増え、主人公たちはやがてロトゼタシアのすべての生命を司る命の大樹にたどり着くものの、魔王ウルノーガの策略により、勇者のつるぎは奪われ、命の大樹は枯れ、仲間たちも散り散りになってしまう。

次ページ中盤に入り、思い入れも強くなっていく
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