「シンガポールはつまらない」自虐動画の全貌 短期間の滞在では決して見えない本当の味

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オーナーの男性は「今や観光名所になりつつあるよ」と笑っていた(筆者撮影)

筆者が訪れた時には、すでにフェラーリを所有しているという外資系金融機関に勤めるシンガポール人男性が、新たに別の高級車を中古で気軽に試したいと試乗に来ていた。乗ってみたい数千万円の車を、短期間で買い換えする客も多いようだ。多様なシェアリングエコノミーを生で体感でき、独創的なアイデアの詰まった体験を享受できるのもこの国ならではだろう。

ユーモアたっぷりに仕返し

「つまらない」国との烙印を押される格好になってしまったシンガポールだが、ユーモアたっぷりに仕返しをしたあの動画には、ウィットの効いたコメントを付けて投稿していた。

『ヘイ、TimeOutロンドン。私たちは極めて“つまらない”国だよね ¯\_(ツ)_/¯』

海野 麻実 記者、映像ディレクター

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うんの あさみ / Asami Unno

東京都出身。2003年慶應義塾大学卒、国際ジャーナリズム専攻。”ニュースの国際流通の規定要因分析”等を手掛ける。卒業後、民放テレビ局入社。報道局社会部記者を経たのち、報道情報番組などでディレクターを務める。福島第一原発作業員を長期取材した、FNSドキュメンタリー大賞ノミネート作品『1F作業員~福島第一原発を追った900日』を制作。退社後は、東洋経済オンラインやYahoo!Japan、Forbesなどの他、NHK Worldなど複数の媒体で、執筆、動画制作を行う。取材テーマは、主に国際情勢を中心に、難民・移民政策、テロ対策、民族・宗教問題、エネルギー関連など。現在は東南アジアを拠点に海外でルポ取材を続け、撮影、編集まで手掛ける。取材や旅行で訪れた国はヨーロッパ、中東、アフリカ、南米など約40カ国。

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