28歳年収500万共働き夫婦が学ぶべき貯金法 教育・住宅・老後資金を上手に貯めるには?

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本山紗栄子さん(28歳)夫婦の家計
会社員 共働き
家計の今後の平均手取り年収(Y)630万円
(現在の手取り年収ではなく、残りの現役時代の年数も考え、これからもらえそうな年収を考えて記入します。本山さんご自身は、今後昇級の見込みが薄く、転職もお考えですが、ご主人は昇級を見込んでいます)
老後生活比率(x)0.7倍(老後、現役時代の何割程度の生活水準で暮らしたいかを設定します。本山さん夫妻は、今後住宅を購入する予定ですので現役時代の70%とします)
年金額(P)189万円(年金受給までに30年以上あるので手取り年収の3割として計算)
現在資産額(A)-430万円(現在の貯金額から、教育費として500万円をマイナスして計算)
老後年数(b)30年(65歳から95歳まで生きると想定した年数)
現役年数(a)37年(本山さんは65歳まで働くことを予定しているので37年)

約3割を貯蓄しなくてはならない計算に…

これらの条件を、「人生設計の基本公式」に当てはめて計算すると、計算のように、「必要貯蓄率」は21.87%でした。つまり、年間の必要貯蓄額は、630万円×21.87%=約138万円、毎月約11万5000円です。現在の生活費は毎月34万円ほどなので、約3割を貯蓄しなくてはならない計算です。かなりギリギリの生活となるでしょう。はたして、本山さんはどうやったら貯蓄できるでしょうか。

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