選んでいただけましたか? では私の思う回答です。Cの「彼女が定年辞めるまでじっと待つ」ではもちろんなく(笑)、Bの「相手を尊重し自分の接し方を変える」です。正直、お局様のような女性を変えるのは無理です(断言)。自分の接し方を変えるしかありません。お局様のように影響力のある女性に関しては、相手を尊重する姿勢を忘れずに持ちたいものです。
たとえば彼女の好みをリサーチしておいて、出張のお土産を「(お局様)さんが好きだと思って買ってきたよ!」とか「いつも(お局様)さんのおかげで助かっているから!」など、感謝と労い、相手を立てる言葉を並べるようにしましょう。そして、「実は(お局様)さんにお願いがあるのですが……」と切り出すのです。
上司①「それって、かなりわざとらしいのでは……」
それでも褒められたお局様はうれしいものです。つまりどれだけ自分の「見栄(プライド)を捨てられるか」なのではないでしょうか。もちろん男性にとってプライドは大切です。プライドを持つことは存在維持につながると考える人も多いと思いますが、「仕事の邪魔になるならば」と考え、あえてプライドを捨てることも、上司には必要なのかもしれません。
無駄なプライドは不要!
上司①「そうですね。無駄なプライドは、チームの成長を阻むことになるのかもしれません。ありがとうございました!」
ご理解いただけて、こちらとしても光栄です。まあ、それでも直らないお局様には最終兵器として退職を勧告する、という勇気ある上司もいるようです。実際、疲弊する現場に見かねて、あるお局様に自主退職していただいたところ、一気に平和が訪れたという組織もあったそうです。
ではふたり目の相談者の方です。
上司②「うちの部下に、義務を果たしていないのに『権利』ばかり主張するのがいまして……。たとえば、繁忙期にもかかわらず平気で『私、ハワイに1週間有給とって行ってきま~す』とか、納期前のピリピリしているときでも『今日は料理教室があるんで、お先で~す』など、こちらに事前相談もせずに、自分のことしか考えてないのです。ほかのキャリア系女性社員からは総スカンですよ」
出ました! 自己中心的な視点からしか物事を見ることができず、他人の目線で物事を考えることができない人。このような人を最近ではあるアニメから例えて「ジャイアニズム」と呼んでいるそうですが、正直、上司としては困りますよね。
上司②「そのジャイアンなんですが(笑)、権利を主張するのは当然ですが、せめて会社員としての義務も果たしてから言え!と、もう我慢の限界なのです」
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