では3択です。いかがでしょうか?
Aかまってあげる
B手放す
CLINEのスタンプを送りまくる
これはもうBの「手放す」しかないのではないでしょうか。といってもそれは「切り捨てる」わけではなく、「辞めます」という言葉の重みや周囲へのマイナス発言の影響力を、組織の一員であれば考えなさいと指導すべきということです。この女性は、もしかしたら上司にもっと承認されたい欲求が強いのかもしれないのですね。
上司③「でも、承認欲求とはいえ、しかっただけで感情的になるのは、人間としてあまりに幼くはありませんか?」
男性脳と女性脳
確かに幼稚です。そこで少しフォローさせていただくと、脳にはセロトニンという神経伝達物質があり、これは緊張や焦燥感をコントロールし、気持ちを落ち着かれる効果があるのですが、このセロトニンの総量が女性は男性の52%しかないと言われるほど、少ないのです。ですから、女性は感情の生き物と言われるという研究もあります。このような脳の違いを知っておくだけでも、あなた自身も女性が感情的になることへのストレスを削減できるのではないでしょうか。
もちろんそれを踏まえたうえで、その女性部下にはしっかりと指導すべきだと思います。承認欲求は、ゴマすりやお世辞とわかっていてもそうあってほしいという欲求で、その気になってしまうとも言われています。しかるばかりではなく、褒められて嫌な気はしないのと一緒で、「あなたにしかできない」と言われると自尊心を持ち上げられて、部下は気分よく引き受けてくれるかもしれません。また、上司であるあなたが「これを乗り越えたらこんなことが達成できると」未来に何が起きるかを伝え、明るい夢を与えることで部下のやる気を引き出すことができるはずです。
上司③「そうですね。しかるばかりでは人望を集める上司とは言えませんね。夢や希望を与える上司になります! ありがとうございました!」
いかがでしたでしょうか? 「上司のモヤモヤ解消塾」男性女性、違う部分は多々あります。それでも管理者としては管理能力を問われるところ。あらためて男女の違いを再確認し、社内の「こまったさん」や「まいったさん」を優秀な女性社員に生まれ変わらせるのも、上司の腕の見せどころですよ!
記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
ログインはこちら
印刷ページの表示はログインが必要です。
無料会員登録はこちら
ログインはこちら
無料会員登録はこちら
ログインはこちら