小泉進次郎の小委員会は「例外」だらけだった

自民党若手20人が大激論!舞台裏を証言する

小委員会の代表代行を務めた小泉進次郎議員(中央)と、牽引役を務めた村井英樹議員(右)、小林史明議員(左)(撮影:梅谷秀司)
小泉進次郎氏は、子育て世代への支援策として「こども保険」を提言し、政府が子育て支援を拡充する先鞭をつけた。この提言をまとめた「2020年以降の経済財政構想小委員会」(通称「小泉小委員会」)には、代表代行の小泉議員のほか20人の若手議員が参加し、500日間にわたる激論を繰り広げた。
小委員会のオブザーバーを務め、小泉進次郎氏と20人の若手議員たちの激闘の記録を書籍『人生100年時代の国家戦略――小泉小委員会の500日』にまとめた藤沢烈氏に、小委員会での議論の様子を聞いた。
聞き手:小関敦之(ライター)

官僚のお膳立てはまったくなかった

――「2020年以降の経済財政構想小委員会」(小泉小委員会)での議論の様子について教えてください。

『人生100年時代の国家戦略――小泉小委員会の500日』(画像をクリックするとアマゾンのページにジャンプします)

私も自民党の委員会には初めて参加したので後で理解したのですが、小泉小委員会は通常の委員会とはだいぶ様相が違っていました。

部会と呼ばれる通常の自民党の委員会は、政府が提案する政策を承認する場として機能しており、議員同士のディスカッションはあまり行われません。会議のお膳立ては官僚がして、それを議員が認める。そんな形式が普通なのです。

一方、小泉小委員会では、官僚によるお膳立てはまったくありませんでした。党の政調会からのサポートはありましたが、準備からすべて、議員だけで運営されていました。

また、小泉小委員会では毎回、議員同士が激しい議論をぶつけ合っていたのですが、これも通常の自民党の委員会では見られない例外的な光景でした。実は、議員同士がゆっくりと時間を取って話をする機会はあまりないそうで、お互いどんな政治思想なのか、議員同士深くは知らないのが普通らしいのです。

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