小泉進次郎の「メディアが伝えない」意外な姿 「荷物が多く、メモ魔」泥臭い一面も
単なる「世襲政治家」ではなかった
――実際に会う前、小泉進次郎議員にはどんな印象を抱いていましたか?
見た目もよく、人気も高いので、タレント議員的なイメージを勝手に持っていました。悪いイメージを持っていたわけではありませんが、若くして議員になられたので、何事につけ経験が少ないはずで、政治家として優れた素養があるとは想像していませんでした。
――小泉議員とはどのように知り合ったのでしょうか?
小泉議員と接点ができたのは、東日本大震災からです。私は、内閣官房震災ボランティア連携室という、非営利団体やボランティアによる取り組みを支援する政府機関に民間スタッフとして所属していましたが、上長の藤井直樹参事官(現、国土交通省鉄道局長)から、小泉議員の話を聞いたのが最初です。
小泉議員が東北入りしていたのは知っていましたが、多くの議員と同じように、視察だけしているのだと勝手に思っていました。ところが、石巻で土囊が足りないことを知った小泉議員が、政府に調達の要請をした話を聞いて驚きました。
石巻は他地域と違って1階だけが津波の被害を受けるケースが多く、住宅から大量に泥出しをする必要があったのですが、泥を入れる土囊袋がまったく足りませんでした。ここまで具体的に今必要な指示が出せる政治家はそこまで多くありません。
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