見過ごされる「飛行機内での性犯罪」の実態

航空各社は対策をするべきだ

 12月14日、インド映画界「ボリウッド」の17歳の女優が今週、飛行機に乗っていてわいせつ行為の被害にあったとソーシャルメディアで訴えた際、航空業界は不意を突かれたように見えた。写真はシドニー国際空港で10月撮影(2017年 ロイター/Steven Saphore)

[シンガポール/ニューデリー 14日 ロイター] - インド映画界「ボリウッド」の17歳の女優が今週、飛行機に乗っていてわいせつ行為の被害にあったとソーシャルメディアで訴えた際、航空業界は不意を突かれたように見えた。

彼女の訴えはネット上で大きな怒りを呼び、警察が異例の捜査に乗り出した。ビスタラ航空の国内線でわいせつ行為をしたと訴えられた男は、訴えを否定している。

ザッカーバーグの姉も

この事件の直前には、フェイスブックのザッカーバーグ最高経営責任者(CEO)の姉で、シリコンバレーの企業幹部であるランディさんが、アラスカ航空<ALK.N>の機内でセクシャルハラスメントの被害にあったとソーシャルメディア上で訴えたばかりだ。

航空会社側は、被害が表ざたになり、批判を受けてから対応するこれまでの姿勢を改める必要がある。

「これは世界的な問題で、各国がそれぞれ対応を取らなければならない。ソーシャルメディアでの訴えを受けて受動的に対応するより、乗客の懸念に応える体制を取っておけば、よりリアルタイムで問題に対処できる」と、ロンドンを拠点とする民間コンサル会社戦略航空リサーチのアナリスト、サージ・アハマド氏は指摘する。

航空機内での乗客や乗務員に対する性的な不適切行為について、ロイターが各航空会社や乗務員組合、航空訓練業者に取材したところ、その大半は、被害のほとんどが届けられていないと語った。

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