23歳女子大生「レイプ殺人」の凄惨すぎる犯行 インド集団レイプ事件、被告4人の死刑が確定

ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

印刷ページの表示はログインが必要です。

無料会員登録はこちら

はこちら

縮小
カード中央には「ニルバヤー」(恐れない)の文字。惨殺された23歳の女子大学生は、ニルバヤ―と呼ばれている(写真:AP/アフロ)

2012年12月16日、インドの首都ニューデリーのバスの車内で23歳の女子大学生が男性6人にレイプされ死亡した事件で、インドの最高裁判所は5月5日、殺人や集団レイプなどの罪に問われた被告4人の上告を退け、死刑が確定した。

本記事は「ハフポスト日本版」からの転載記事です。元記事はこちら

この事件では、ニューデリーで理学療法を学んでいた女子学生が、映画を見た帰りのバスの車内で、運転手を含む6人の男にレイプされ、鉄棒を性器に挿入されるなどの激しい暴行を受けた後、友人の男性とともにバスから突き落とされた。女性は内臓に重傷を負い、およそ2週間後に死亡した。

実行犯のうち1人は事件当時未成年だったため少年院に収容されその後出所。主犯とみられるもう1人の男は拘置所内で死亡した。

女子学生の名前はインドで公表を認められていないが、インドでは敬意を込めて「ニルバヤー」(恐れない)さんと呼ばれている。

400ページを超す判決文

最高裁は400ページを超す判決文で、集団レイプ事件の内容や事件の余波、取り調べ内容、法医学的証拠について詳細に説明し、4人に下された死刑判決の破棄を求める被告弁護人らの主張を退けた。

弁護人らは、被害者が鉄棒で暴行を受けて重傷を負い、結果として死に至ったとみられるとの主張に異議を唱えていた。弁護側は、鉄棒についての検察側の主張は、被害者が死に至ったストーリーに被告人らを当てはめるための捏造であると主張した。弁護側はその主張について、被害者が、当初の供述では鉄棒に言及しなかったにもかかわらず、次からの供述では言及したという事実を根拠にした。

次ページ指紋とDNA
関連記事
トピックボードAD
ライフの人気記事