23歳女子大生「レイプ殺人」の凄惨すぎる犯行 インド集団レイプ事件、被告4人の死刑が確定
続いて、最高裁は手術を担当した医師たちの証言に言及した。医師の一人は「被害者の小腸と大腸は極めて激しい損傷を受けており、いかなる根治手術も施せない状態だった」と証言した。判決文は次に、被害者の腸、結腸、膣、直腸の状態――これらすべてがずたずたに引き裂かれていた――について、医師が下した診断結果を列挙した。
その上で、激しく傷つけられた被害者の身体を治療するために行われた11回の外科手術の詳細が列挙された。
最高裁は、手術の性質や検死報告書、調書に基づき、被告側の主張にはいかなる重要性も認められないと結論づけた。裁判官らはそれだけに留まらず、そもそもこのような主張がなされたこと自体が愚かなことだと、被告側の主張を批判した。「検察側の陳述に瑕疵を生じさせるべく、思い込みと責任逃れのために仕立て上げられたこの申し立ては退けられるべきであり、この主張を棄却する」
判決の中で104回言及された鉄棒という単語
実際、鉄棒による暴力が被告の死刑判決を支持する決定的な役割を果たしたと最高裁は指摘し、鉄棒という単語は判決の中で104回言及された。裁判官が判決の中で事件に言及するたび、裁判官はレイプへの言及にとどまらず、彼女が鉄棒で襲われて死ぬまで放置され、レイプ犯が被害者の友人も殺害しようとしたことについても触れている。
判決文の最後で、最高裁はレイプ犯に更生の機会を与えること、さらにはレイプ犯の生きる権利について考慮せず、死刑判決を支持した理由を述べている。最高裁はレイプ犯が「悪魔のように、人間の欲望をむき出しにした」ことを指摘し、「社会規範だけでなく、人類としての規範にも無知だった」と結論づけた。
判決全文はこちら。
(文・ハフポスト・インド版編集部編集部)
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