スマホの写真を大人数と共有する簡単な方法 これならおばあちゃんも簡単に見られる
家族全員がiPhoneを使っている場合、大きなメリットがある。デバイス同士でほぼ即時に写真を共有できる機能があるのだ。アップルのスマホやコンピュータには「AirDrop(エアドロップ)」というツールがあり、それを使うと、無線のブルートゥースとWi-Fiを通じて、デバイス間で直接写真をやり取りできる。
ただし、この便利な機能は見つけにくい。最新のモバイル用OSのiOS11では、画面の下端を上にスワイプし、表示された左上の四角を強く押して隠れているメニューを表示すると、そこにAirDropがある。そこから設定を行い、「すべての人」から写真を受け取れるようにもできるし、「連絡先」のリストにある人からだけ受け取れるようにもできる。
AirDropを使って写真を共有するには、まず受け取る相手側が近くにいてAirDrop機能をオンにしているかを確認しよう。そして、iPhoneの画面上で写真を選択し、共有ボタン(四角に上向きの矢印がついている)をタップする。すると、写真を受け取る人のデバイスがAirDropメニューの下に表示されるので、それを選べばよい。写真のファイルは即時に共有される。50枚でも、数秒しかかからない。
大きなスクリーンでスライドショー
少し年上の親戚なら、スライド・プロジェクターを使って、旅行の写真や家族のイベントの写真を上映するという方法を知っているだろう。今でも、スマホとテレビとストリーミング・デバイスを使えば、似たようなことができる。
まず、ストリーミング・デバイスを選ぼう。グーグルの「クロームキャスト」はテレビに接続する小さな装置で、グーグルフォトを使っている家庭にはぴったりだ。iPhoneを使っている家族なら、アップルTVもよいだろう。
ストリーミング・デバイスを接続したら、テレビに写真を送るのはとても簡単だ。グーグルフォトのアプリでは、画面の右上に小さなキャストアイコンが現れる。スマホで写真を選んでキャストアイコンをタップすれば、テレビの画面に写真が表示される。
アップルTVも、AirPlay(エアプレイ)というツールを利用してとても簡単に使える。iPhone上で共有したいアルバムを開き、共有ボタンをタップし、続いてAirPlayをタップする。すると、iPhoneで見ている写真が、すぐにテレビの画面に表示される。スワイプして旅行の写真を次々と表示しながら、旅の話をするのもいいだろう。
もちろん、リアルなアルバム用に写真をプリントするという手段もある。自分で写真を集めて昔ながらのアルバムを作りたい人は、オンラインのプリントサービスを使うとよい。写真をそのサービスにアップロードして、好みのサイズでプリントを注文できる。
(執筆:Brian X. Chen、翻訳:東方雅美)
© 2017 New York Times News Service
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