これまで、スーパーでの買い物で即バレる一流と二流の深淵なる差に関して、グローバルな見識で読者の皆様を圧倒してしまった、「グローバルエリート」の呼び声が高い私。
しかし、ここのここまで読み進めて、まさかのまさか、年末の最終局面で、実は「二流のスーパー利用客」がこのグローバルエリートであったなどという衝撃の事実を看破することができた人はいるだろうか。
真の「二流のスーパー利用客」は、この私
冬になると、スーパーの石焼き芋をしつこく吟味して、重くて大きい芋を何個も買いあさる炭水化物中毒の私。そして、どんなに糖分が高くても「お芋は食物繊維も豊富やからね」と、意志薄弱な自分への言い訳を重ねるのが、この恥ずかしい私なのだ。
衣だらけのとんかつの前では「豚肉はビタミンBが豊富だし」などと、中途半端な栄養知識で自己弁護に走るという羞恥プレー。チョコレートの誘惑には「ポリフェノールは血管を強くしアンチエイジングによくて、赤ワインより含有量が多いんや!」というように、言い訳放題の「恥ずべき三流エリート」が、この私なのである。
しかし、私のように残念なスーパー利用客がこの世から消えて失せないかぎり、この世の中に再び、平和と呼べる日常が戻ることは一切ない。
石焼き芋や「芋けんぴ」、パックに入った「むき栗」を大量に買い込んでは、母親に「あんた、ほんまクセが悪いからやめや!! いま何キロや!!」と、いい年になっても怒鳴られているような恥ずかしすぎる輩がこの世から消えないかぎり、この世はいつまでたっても正常化しないのである。
それでは、今日も元気にオリーブオイル・ブロッコリーを主体とした「グローバル・ドンブリ」を食べたあとで、グローバル・メールマガジンの執筆という次の偉業に旅立つこととしよう。
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