もう大量一括の選抜は古い?就職ナビに異変 マイナビ・リクナビを脅かす、「逆求人型」ナビ

✎ 1〜 ✎ 364 ✎ 365 ✎ 366 ✎ 最新
印刷
A
A

とはいうものの、リクナビやマイナビの重要性は変わらない。今回の調査では、同時に、「最も活用した就職ナビ」を1つ選んでもらっているが、まだまだ両者は圧倒的に強い。

この2つのいずれかをメインにする学生は8割以上にものぼる。ただ文系と理系で人気は分かれている。文系では、「マイナビ」44%に対し、「リクナビ」37%と、7ポイントもの差がある。逆に理系では、「マイナビ」35%に対して、「リクナビ」43%と、8ポイントの差がついている。

両サイトとは対照的に、「みん就」を「最も活用した就職ナビ」として使った学生は、文系15%、理系19%にとどまる。主な用途が、学生の口コミ情報(就活の進捗状況)を知るためで、それをメインに活用する学生はそんなに多くはないからだ。「みん就」の使い方については、大学ランクで大きな差がある。旧帝大や早慶クラスでは文理とも20~30%の学生がメインで使っているのに対し、他の大学ランクでは10%台または10%以下になっていた。学校によって就活への感度が異なることが伺える。

もうESには1回入力しておけばいい

学生には「最も活用している就職ナビ」を選んでいる理由について聞いている。「リクナビ」を支持する理由で目立つのは「OpenES」だ。「OpenES」はリクルートキャリアが2013年11月に開始したエントリーシート(ES)作成支援システム。学生は無料で「リクナビ」を使う企業にも追加料金がかからない。

リクルートキャリアのプレスリリースには、「実に8割の学生がESの作成/提出に負担を感じたと回答しています」とあり、この負担を軽減・解消するために開発されたのが「OpenES」だと説明している。どの企業でも聞いている共通の設問を、1回入力しておけばいいので、1社ごとに手書きで記入する必要がない。

「OpenESが利用できて、リクナビにしか載っていない企業数が多かったから」(理系、旧帝大クラス)、「OpenESなど、企業と直接やりとりする機会が多かった」(理系、その他国公立)、「OpenESを採用しており、スムーズなエントリーができるから」(文系、その他私立大学)とある。「OpenES」でエントリーを受け付ける企業も多く、学生にとって欠かせないコンテンツになっている。

次ページ使いやすく掲載数も多いマイナビ
関連記事
トピックボードAD
キャリア・教育の人気記事
トレンドライブラリーAD
連載一覧
連載一覧はこちら
人気の動画
パチンコ、「倒産」と「リストラ」ドミノの深刻背景
パチンコ、「倒産」と「リストラ」ドミノの深刻背景
空前の中学受験ブーム、塾業界の子ども争奪戦
空前の中学受験ブーム、塾業界の子ども争奪戦
ディズニー大転換「入園者数引き下げ」戦略の背景
ディズニー大転換「入園者数引き下げ」戦略の背景
そごう・西武、後釜に「ヨドバシ」が突如登場の衝撃
そごう・西武、後釜に「ヨドバシ」が突如登場の衝撃
アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
  • シェア
会員記事アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
トレンドウォッチAD
  • 新刊
  • ランキング
東洋経済education×ICT