アップルのリンゴマークは、パソコンに関しても人気なのだそうです。「学校の先生がアップルのパソコン使ってたんだよね。一気に見直した。外国っぽくてかっこいい。部屋に置いててもオシャレだし、インスタっぽいよね」と、アップルのブランド力を熱弁していました。
「パソコンって何をするもの?」
ここで1人の女子高生が「ところでパソコンって何するの?」と言い始めました。「パソコンは何に使うのかわからない。調べ物はスマホでできるし、印刷だってスマホからプリントできるよ」と言います。
家族で共有のパソコンを使っているという人は、「うちはウィンドウズを使ってる。学校の課題とか調べるときも大きな画面でできるし、スマホに音楽CDの曲を入れるときに使ってるよ」と返事をします。「あとは、映画のDVD見るときに使う」と言うと、ほかの人が「うちはそのために(ポータブル)DVDプレーヤー買った。部屋でスマホ使って見られるよ」と話し、DVDプレーヤーとスマートフォンがあれば何とかなるのではないかという結論になりました。
彼女たちはほとんどパソコンを利用しないとのことでしたが、学校や部活に提出する書類をワードやエクセルで作っている中高生もいます。最近では受験もウェブ出願になり、進学先によってはノートパソコンを持ち歩くことも多くなります。総務省が2017年7月に発表した「平成27年版情報通信白書」によると、20代以下の「最も利用頻度が高いICT端末」はスマートフォンで59.9%ですが、PCと回答した人も32.9%います。全世代の比率はスマートフォンが32%、PCが51.3%ですから、やはり若い世代はスマートフォンが高くパソコンは低めですが、パソコンをまったく使っていないというわけではなさそうです。
今回、4人の女子高生に話を聞きましたが、携帯電話の発展とともに育ってきた世代だなと再認識するとともに、小学生でもアプリを使うためなら果敢にチャレンジしていくパワーに驚きました。保護者はITの知識を学ぶ時間が取れず、子どもに説得されてフィルタリングを外したり、子ども任せになったりという話も聞きます。毎日の食卓でスマホの話題を出すなどして、何をしているのか把握しておくとよさそうです。
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