今の小学生はスマホがなくたってLINEをする 自分たちが子どもの頃と状況はまったく違う

✎ 1〜 ✎ 28 ✎ 29 ✎ 30 ✎ 最新
著者フォロー
ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

印刷ページの表示はログインが必要です。

無料会員登録はこちら

はこちら

縮小

彼女たちが自分のスマホを買ってもらえたのは、中学生の頃。「最初はAndroidスマホだった」という人は、「親世代ってAndroid好きな人多くない? 安全だとか安いとか」と言います。「フィルタリングも中2まではつけられてたけど、中3からはなぜかわからないけど自由になった」そうです。親が使っているスマートフォンと同じ機種になるという意見も出て、両親がiPhoneの人は初めてのスマートフォンはiPhoneだったとのことでした。

家族で同じOSにそろえると、その機種の独自機能やファミリーで有料コンテンツを共有できるサービスを利用できるだけでなく、使い方がわからないときに相談し合えるメリットがありますね。また「安全」という面では、利用時間やアプリをフィルタリングで簡単に制限できるAndroidスマートフォンを選択する考え方はあると思います。

女子高生がiPhoneを選ぶ理由

「私ね、ついにiPhoneデビューなんだよ!」と、4人の中で唯一Androidスマートフォンを使っている人が切り出しました。「もうずっとiPhone買ってって頼んでて、修学旅行前だからついに買ってもらえることになった。キッズケータイ、ガラケー、Android、iPhoneって流れとしてありがちだよね」

彼女たちの高校は、修学旅行にスマートフォンを持って行くことを禁じていないので、写真をたくさん撮るためにと親と交渉したもようです。

アップル製品同士なら無線でファイルをやり取りできる「AirDrop」機能(筆者撮影)

「iPhoneはさ、エアドロ(AirDrop。アップル製デバイス同士で写真などを送受信することができる)が強い。速度制限かかってても写真を送り合えるし」と1人が言うと、全員から賛同の声が上がりました。AirDropはかなり重宝されているようですが、AirDropが使えないAndroidの人にはLINEで送るそうです。

「あとはケースがいいよね。iPhoneケースなら、かわいいのがどこにでもたくさん売ってるし」と、iPhone人気の理由を語ります。

「私は自撮りのときにリンゴマークが写るのがポイント」という人もいました。鏡で自撮りするとき、スマートフォンの背面が映り込むことになりますが、ここにAppleのリンゴマークが写ることがかっこいいそうです。「Androidの人ってあんまりそういう自撮りはしてない気がする」とのこと。

次ページパソコンは何に使うのかわからない
関連記事
トピックボードAD
ライフの人気記事