医師が警告!「3歳までの育て方」ここに注意 「先回り、夜更かし…」その認識は正しい?
では、どうすれば「共感能力」を育むことができるのか。じつは効果的なのが、擬声語や擬態語が多い「絵本の読み語り」です。
「読み語り」を聞いている子どもの脳は、感情の動きをつかさどる「大脳辺縁系」が活性化することがわかっています。また、「読み語り」をしている親も「前頭前野」付近が活発になり、親の気持ちも落ち着き、イライラせずに子どもと接することができます。
「読み語り」をすることは、親子のつながりが強くなる有効な方法なのです。
子どもの言動を尊重し、認めてあげる
次は、1~2歳の時期です。この時期には、できるだけ「たくさんの経験」をさせてあげましょう。
【3】1~2歳は「たくさんの経験をさせる」
1歳を過ぎるころになると、脳の基礎的な神経回路がほぼ出来上がってきます。記憶が形成されはじめる時期になるので、多くのコミュニケーションをとって、たくさんの経験を積み重ねるといいと思います。
また、個人差はありますが、この時期は立ち上がって歩けるようになるため、さらにさまざまなものに興味を持ちはじめます。
でも、ここで、「危ないから」といって、子どもを守るためになんでも先回りしてガードすることは、子どもにとってよくない場合があります。
「危ないこと」「危ないもの」を教えることは大切ですが、親が必要以上にガードして子どもを守ると、子ども自身が「失敗」できなくなります。自分で「失敗」を経験することも、子どもにとっては大切な行動です。
子どもの行動を見守り、助けを求められたら手を差しのべ、成功したらいいところを褒めてあげると、子どもはどんどん成長していきます。
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