医師が警告!「3歳までの育て方」ここに注意 「先回り、夜更かし…」その認識は正しい?
2歳ころまでは「助けが必要な時期」ですが、2歳を過ぎるころからは「支える時期」に入ってきます。
【4】2~3歳は「ひとりの人間として尊重する」
もちろん、親が子どもを見守っていくのは変わりませんが、子どもを「ひとりの人間として尊重する」ように接していくと、子どもは「自分は認められた人間」と思えるようになり「自己尊重」が見られるようになります。
逆に、子どもが何か言おうとしているところを遮ってしまうと、萎縮して「自分の意見が言えない子」になってしまうかもしれません。
そんなときは、子どもの気持ちを、できるだけ言葉で表現させるようにしてみましょう。自分の気持ちを言葉で伝えようとすると、「前頭前野」が発達して感情と理性の統合を促し、「セルフコントロール」と「自己表現」を学習することができます。
ここでも、「子どもの行動の先回りはしない」ことと「子どもの言葉を否定せず、きちんと話を聞いてあげる」ことが大切です。
3歳までの育て方で、子どもの人生は大きく変わる
子どもの成長とともに、親の接し方も少しずつ変えていくことが必要ですが、子どもと一緒に親も成長していくので、「必ずこうしなければならない」ということはありません。
「間違ってしまったかも」「失敗してしまったかも」と思うこともあると思いますが、「その間違いや失敗に気づく」ことも大きな一歩です。
小児科医として25年以上、多くの子どもたちと接してきて感じるのは、「3歳までの育て方で、子どもの人生は大きく変わる」ということです。
ぜひ、「3歳までの子どもと上手に接するコツ」を知り、親子が笑顔で過ごせる時間を、少しでも増やしてほしいと思います。
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